土地柄、仕事柄、好きが高じて旧町名復活しないかな~
と思い、願い、まずは知識の吸収からと地元台東区の旧町名を調べ始め、探し当てた、この旧町名案内シリーズ。
我が地元、台東区には浅草、上野を含み、鬼平犯科帳や剣客商売など、池波正太郎先生のお膝元でもあり作品にも旧地名が良く出てまります。
あぁ、この地名はあの辺りだな!
とかとか、土地勘に恵まれ有難いな~と思いつつ・・・
えっ?全部が分かる訳ではないので、
知らべ初めて見つけたのが
この旧町名由来案内板。
こうして、台東区内の公園や街角にポツリ、ポツリと点在しております。
それでは、シリーズ35番目の紹介になります。
町名由来案内板、例によって書き写してみたいと思います。
***旧町名由来案内「旧 金杉下町」***
江戸時代の初め、金杉村のうち奥州街道裏道(現在の金杉通り)沿いに町屋がつくられ、いつしか金杉下町と呼ばれるようになった。
明治十一年(1878)の市政改革にともない下谷区に編入され、下谷金杉下町となった。明治二十二年には隣接する千束の地を東側に合併して町域を広げたが、そのあと昭和十二年に金杉通りそった地が金杉二丁目と町名変更がされたことから、東側の部分が金杉下町として残った。
金杉の地名は、相当古くからあったという。そのため、地名の由来はよく分からない。しかし、鎌倉時代末(1330年頃)の記録によると、金曽木彦三郎なる人物がこの地にいて、地名を姓にしたとされているので、初めは金曽木といったが、その後金杉に変わったとされている。
*******下町まちしるべ*******
江戸の頃、浅草以北は田園地帯で田圃が広がっていたと時代小説などでも度々見ますが、今では到底考えも及びません。
台東区地図内の金杉下町の位置図(緑部)
この辺りも、田圃の中に点々と民家とお寺などがあったのでしょうか。
古い町名でありますが、由来などもはっきりしないこともあるのですね。
現在の地図にあてはめた金杉下町区域図(緑部)
また、機会をみて違う文献などで調べてみたいと思います。
35番目の紹介になりました、台東区北部周辺にあります『金杉下町』の紹介でした。
台東区を散策なさる時も、お役にたてれば幸いです。
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