首から提げる木札の意味!
色々な捉え方がありますが、この意味を探ることは木札のルーツを紐解くことになるのでは!?
1つ目は、お寺や神社などで授与される「身代わり札」
肌身につけ割れてしまったり、無くしてしまった時には、その木札が身代わりになってくれたという考えです。
山号やご本尊の梵字などが書かれており、
フダヤドットコムでも生まれ年のご本尊象嵌木札や、梵字を彫刻したご依頼を多くいただきますが、守護本尊を身に着けて守っていただく「御守」の一種が「身代わり札」ということになりましょうか。
そう「御守」といえば「身代り札」だけでなく様々な御守がありますね!袋状の御守もあれば、木札状の御守もございます。
一方で寺社から授与していただく御守とは逆に、願い事を叶えるために寺社に納めたりする「納札」があります。
寺社に貼られている千社札は、こうした納札信仰の一つであり、紙になる前は木札が納められおりました。
木札にも色々ありますが、千社札と木札は、ほぼほぼイコールな存在でもあると千社札研究の第一人者であります滝口正哉先生にも講演で質問をさせていただき伺いました。
したがいまして、「願掛け木札」という意味もあることになります。
もう1つ、神社の祭礼、お祭りの時に提げる木札!
「喧嘩札」とも呼ばれるのは、お神輿場で「喧嘩上等!名乗る暇があるならば、ハナから掲げておこうじゃね~か!」
と、看板的な意味合いですね。
自分の名前や家紋、所属の会の名称など、主張を掲げることになります。
木札を首に提げているから喧嘩上等って訳ではありませんので!
そういう意味合いもあるということですが、時代と共に、お洒落な感覚が加わってきているのは間違いないことと思います。
最後に、フダヤドットコムではどのような考えを持って木札と向き合っているのか!
木札は、「 あなた 」や「 あなたの大切な方 」の想いや魂が宿る『分身』であり、
「 あなた 」や「 あなたの大切な方 」の『相棒』となって、これからの人生を共に歩んで行く。と考えるのでございます。
ですから!
愛着をもって長く使っていただけるよう丁寧な作りを心がけ『想いが宿る作品』に仕上げたいのです。
首から提げる木札の意味、「身代わり札」「自分の御守」「願掛け札」「喧嘩札」、あなたはどんな意味を木札に込めますか?
□由来を知って木札を語る
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