浅草鳥越
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代表職人芳雲の木育て日記

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2010年11月5日(金)

木づかい運動、木づかい祭り

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$フダヤドットコム店頭の木づかいポスター

いつも店頭には「木づかい運動」のポスターを展示しております。
今回は、タレントの「はな」さん。

数年前より、登録し協賛しております「木づかい運動」。

「木を使う」~「木を植える」~「木を育てる」
日本の森を二酸化炭素を吸収する元気な森にするには、このサイクルがとても重要と訴えているこの活動の賛同者が一堂に会した「木づかい祭り」

2010木づかい祭り会場:東大弥生講堂

東大の弥生講堂で開催され東大の安藤直人教授がコーディネーターとなり、各界で活躍する4名の方をお招きし「広がり続ける木づかい」というテーマで会議がありました。

その皆さんが共通して訴えておられるのは、依然として「森林伐採」と「木を使うことが森を活性化させること」とが混同されてしまいがちなことに頭を悩ませていました。

その4名の中のお一人で森林ジャーナリストである田中淳夫さんが出された
割り箸はもったいない?―食卓からみた森林問題 (ちくま新書)/田中 淳夫
¥714
Amazon.co.jp

国産材を使うことは⇒あまり良い状態だといえない日本の林業を支えることになる⇒森に手が入る⇒二酸化炭素を吸収する元気な森になる⇒温暖化防止⇒自然を守る⇒生活を守る

冒頭にも紹介しましたこの重要なサイクルを私達にとって一番身近な木材である「割り箸」に注目して森林の問題を取り上げております。

しかしながら実生活で木を大量に消費するのは都会。林業をしている方たちにとっては接点がなく、また安い外国産材にも押されておりましたが、こういった都会と山村をつなぐ接点をつくる活動をなされ今回のパネリストでもあられたハートツリー株式会社の服部進さん

手触りなども良好で非常に品質の高い国産の割り箸ですが、値段はどうしても高めに。そこで割り箸の袋に企業の広告を載せることで価格の問題を解消してできたのがアドバシ。

パッケージに企業の広告を載せたアドバシ

この接点を作るためには価格の問題だけでなく、実際にはさまざまな困難もあるそうです。

このお話だけでも1冊の本が書けちゃう???というほど熱いお話を伺いましたが、こういった活動も芽が出始めているということを学びました。

そこで私たちにもできること!

フダヤドットコムで使用している封筒・・・

フダヤドットコムで使用している間伐材封筒

「間伐材封筒」を使用しております。

日本の元気な森を作るために山を手入れをすること「間伐」で出た素材を使用した封筒です。

フダヤドットコムでは特徴のある素材も扱っておりますので国産材だけのご案内と言う訳にはいきませんが、木を扱う仕事をしているものとして一つ一つできることから進めてまいりたいと思います。

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