浅草鳥越
名入れ 彫刻木札専門店
代表職人芳雲の木育て日記

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2010年3月15日(月)

たかが木札、されど木札

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木や植物が光合成を行って
空気中の二酸化炭素を吸収し酸素を空気中に放出しています。

その吸収した炭素はどうなってしまうかというと
木など固体となって閉じ込められています。

CO2を吸収しO2(酸素)を放出
C(炭素)は固形として閉じ込められている状態。

その木を燃やしたり、枯れて腐って分解したりすると
改めて二酸化炭素を空気中に発生させることになります。

木を自然のままにしておいた方がよいのでは?

自然にできた森は、それで一つの生態系を完成させていますので
酸素の吸収量は+-0ゼロということになります。

それでは、どんな森林が酸素をよく吸収しているのかというと
手入れの届いた若い森林ということになりますが
この手入れ「間伐」はとても手間がかかり重労働であるため
日本では高齢化も重なり悪い状態の森が増えているのが現状でもあります。

もちろん自然を保護することはとても大切なことですが、
使って循環させていかないといけないこともあるということです。

ですから、日常生活で木材製品を使うということは
街の中に新たな森林 「 炭 素 の 貯 蔵 庫 」
作ることにもなるのです

ほんとに小さな一歩ですが
木札を触れることにより
環境のことをちょこっとでも意識するきっかけになればと願っています。

「たかが木札」かもしれませんが

「されど木札」でもあるのです。

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