スネークウッド 彫刻木札

・単品管理の素材です。柄を見てお選びください
　　実店舗では実際に手に取ってご覧いただけます。
　ネット上でも両面の画像、およびランク上位の極上品は側面の画像も表示しております。
　素敵な出会いの一助になれば幸いと存じます。

　どんな木？どんな素材？は、以下をご一読願います。

★ そもそもスネークウッドって何？
　ここではスネークウッドが、どんな材質なのか？を始め、どんな「レア(稀少性)」を持ち合わせた素材か詳しくご紹介いたします。

　レアの理由．木材自体の個体数が少ない稀少レア
　レアの理由．柄の出方のレア
　レアの理由．割れ裂けが多く大きな木取り困難のレア
　　　

1. 自然が生みだす神秘の蛇紋＝豹柄 　　　
   斑点模様が蛇柄（へびがら）に似ているところから一般的にはスネークウッドと呼ばれています。 また「豹柄にも見えることからレパード（豹）ウッド」さらに、「一つ一つの模様が文字が書いてあるようにも見えるためレターウッド」などの別称も持ち合わせています。 　　　
   　　　
   　　　
   特徴でもある蛇紋（斑点模様）はどうして形成されるのかは解明されていない不思議な素材。柄の有る無しに関わらずスネークウッド自体がまず稀少であり、蛇紋(豹柄)の濃淡が強く細かくはっきりしているほど価値が高まります。 　　　
   　　　
   
2. どんな材質なの？ 　　　
   　重ね当てると金属音がする程に硬いだけでなく密度も高く、また磨き上げるだけで重厚な光沢がでる質感の良さが特徴です。 　　　
   　蛇紋(豹柄)のあるなしに関わらず木が持つ本来の質感が良いため、塗装せず綺麗に磨きあげるだけで高級家具のような輝きを放ち、自然の無垢材が持つ自然の癒しの力を存分に感じて頂けるのでございます。 　　　
   　　　
   肌理（きめ）細かく表面の手触りはとても滑らかで、黒檀の最高峰「青黒檀」にも引け劣らない味わいだけでなく〈ドッシリとした重厚感〉がございます。 　　　
   さらに使い込んで「油分」が入りこむことにより「何ともいえない奥深い光沢」へと変化し味わい深い高級感となって漂い始めるのでございます。 　　　
   　　　
   
3. どのくらい珍しいの？ 　　　
   　中南米原産のスネークウッドには、こんな逸話が残っています。 　　　
   ・・・その昔、原住民がスネークウッドを１本見つけると、しばらく生活ができたと云われます。現代の様に重機などは発達していない当時、どの様に管理をしたかというと・・・ 　　　
   　スネークウッドを見つけると切り倒して誰にも見つからないように隠して保存。その後、必要に応じて少しずつ切り出しては売り、切り出しては売り、という逸話が残るほど昔から珍しく価値のある木とされ、こうした状況が森を守ることにも繋がっていたと伝わります。 　　　
   当時も現在も≪スネークウッドと云うだけで稀少な素材≫なのです。 　　　
   　　　
   
4. 蛇紋(豹柄)の有る無しで！どれだけ価値が変わるの？ 　　　
   まず『スネークウッドという木、自体が稀少』であることに加えて、 　　　
   木を縦に割って見なければ、蛇紋（豹柄）が出ているのか？出ていないのか？外見からでは判別できません。 　　　
   　　　
   その中で、１００本のスネークウッドがあるとして蛇紋（豹柄）模様がでるのがせいぜい３、４本と言われております。 　　　
   さらにさらに！その３、４本の中で極細かい模様が整っている部分はほんの僅かなため、綺麗で整った柄ほどよりレア度が高まります。 　　　
   　　　
   同じ素材が使われている比較として「スネークウッドのステッキ」を日本橋の某百貨店で見かけたところ、蛇紋（豹柄）のないスネークウッドのステッキで３０万円！ 　　　
   完璧に細かい豹柄模様の揃ったスネークウッドのステッキが、２０００年当時で３００万だったと聞き覚えがございます。 　　　
   果たして、今、あったとしたら？どれだけの金額になっているのか？ 　　　
   いやいや？？？それだけの素材があるのか？ないのか？年を重ねると共に濃淡の強いスネークウッドを見かける確率が少なくなってまいりました。 　　　
   　　　
   
5. 成木でも直径は約２０センチ。その中で数センチ四方に現れる柄の細かさとは！？ 　　　
   スネークウドは、成木でも直径が約２０センチほどにしか成長しません。 　　　
   その中で１枚１枚の木札の大きさは横幅は約２センチ程度〜縦は最長で１０センチ。 　　　
   　　　
   　大きいとは言えない板材ですが柄が良く細かく見えても、木札のサイズに木取りすると柄の間隔が大きすぎたり、柄が繋がっていたりと実際の形にしてみないことには個別の良さは計り知れません。 木札１つの中に細かく柄が現れるには可成りの柄の細かさと、切り分けられる幅のタイミングにも関係します。 　　　
   　　　
   柄の幅、細かさ、濃淡、全てが重なり揃った時に、極上の貫禄が存在感として溢れ出るのでございます。 　　　
   　　　
   
6. 唯一の欠点、、割れ裂けが多く大きなサイズが取れにくい 　　　
   これだけ優良な質感の素材でありながら、唯一の欠点があるとするならば、木材乾燥の段階で割れ裂けが非常に多く発生するということです。 　　　
   　　　
   　　　
   右側の板材の中央に裂け目がありますが、この程度ならまだ良い方。左側の板材の木札の下に小さい節目とその周辺は粗れも見られ、柄の出方も滲んでぼやけているのが分かります。 　　　
   　　　
   こうした大きい割れ裂けだけでなく、さらに細かい割れ裂けが頻繁に見つかります。 　　　
   　　　
   　　　
   　　　
   仕入れた板材の質量の内、３分の２が木札の形になれば上出来。半分が形になる位が平均的でしょうか。 　　　
   塗装でコーティングしてしまえば、こうした小さなクラック(割れ裂け)は消えるかもしれませんが、「木の温もりや癒しの力を存分に感じ、あなたと共に成長する相棒のために」無垢の生木でご提供をしたいのでございます。なぜなら！ 　　　
   　　　
   元々の質感の良い素材ですから磨くだけで最高の輝きを放つのですから！ 　　　
   　　　
   　　　
   　　　
   この度スネークウッドも銀細工象嵌木札に調整可能素材となりました。（お問合せ商品） 　　　
   ご希望の個体に銀細工を調整いたします。対応サイズと銀細工意匠は象嵌木札のページをご参照ください。 　　　
   　　　
   　　　
   　　　
   
7. スネークウッドの御代とランクについて 　　　
   　スネークウッド豹柄札のお値段は時価、柄の出方により異なります。
   
   レアの理由．木材自体の個体数が少ない稀少レア
   レアの理由．柄の出方のレア
   レアの理由．割れ裂けが多く大きな木取り困難のレア 　　　
   　　　
   年々、良柄が減っており、濃淡の濃い柄ほど稀少価値がより高まっております。また、割れ裂けの多い素材であることから、サイズが大きく柄が細かくなる程に価値は跳ね上がります。
   
   そもそもスネークウッド自体の個体数が少なく、柄が出ていなくても高級素材ということに変わりありません。しかし今後さらに「濃淡の強い良柄」や「大きいサイズに木取りできる」素材に出会う確率は減少の一途を辿ることが想像されます。
   
   仕入れの度に、必ず良材のチェックをしておりますが出会いは一期一会。
   これからも、素敵な出会いがあることを祈るばかりでございます。 　　　
   　　　
   

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