浅草鳥越
名入れ 彫刻木札専門店
代表職人芳雲の木育て日記

ブログサイト

2010年2月22日(月)

柄(がら)のもつ意味 その2

カテゴリー

2月8日には当店で使用しております「柄の意味」について

蜻蛉(とんぼ)= 勝虫「かちむし」「かっちゅう」

桜の小紋   = 散り際は潔く (ちりぎわは いさぎよく)

など

色々な柄そのものに意味があるとご紹介しました。

また言葉などを洒落っ気たっぷりに柄として作り上げたものもあります。
よく知るところでは

「かまわぬ  (鎌と輪の絵と〈ぬ〉の文字)」
「よき事聞く (斧と琴と菊の絵)」
「めでたい  (目と鯛の絵と〈で〉の文字)」

言葉を、もじった絵や文字そのもので柄に仕立てあげる。

粋文化の発信源、江戸の時代に大きく発展した歌舞伎。
歌舞伎役者は現代でいうアイドル的な存在でもありました。

そのアイドルでもある役者達が発信した洒落っけたっぷりの
「かまわぬ」などの柄は当時、大流行となりました。

そして、現在でも粋な柄として「浴衣(ゆかた)」や「手ぬぐい」などの柄として
変わらず使われております。

『柄に意味がある』  ということは、

飽きがこないことを証明するものとも考えられます。

それにしても先人方の知恵や粋な洒落は、
日本の国がもつ奥ゆかしさを感じずにはいられません。

和の心を持つ私達。
江戸の粋文化の流れをくむ木札。

育てて共に成長する木札。

あなたは、縁起物としてお使いになりますか?

それとも、願掛けとして想いを込めますか?

ご自身の分身としてお守りとして使いますか?

ブログ一覧に戻る

□へぇ~~な木札 豆知識

の記事

□へぇ~~な木札 豆知識 の記事一覧