浅草鳥越
名入れ 彫刻木札専門店
代表職人芳雲の木育て日記

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2010年2月8日(月)

柄(がら)が持つ意味

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当店で使用している色々な和柄は・・・

全て私がデザインや配置をしたりしたオリジナルです。
だから飽きがこないと評判をいただいております。

そして
「柄には、意味があるの?」と、よく聞かれます。

蜻蛉(とんぼ)

勝虫「かちむし」や「かっちゅう」などと呼ばれることもあります。

なぜ勝つ虫?

蜻蛉(とんぼ)は絶対に後ろに進まないことから
勝負事に勝って勝って勝ちまくるというゲンをかついだ意匠とされました。

戦国時代の武将などは、戦時の冑(かぶと)の裏などに
蜻蛉(とんぼ)を彫ってゲンかつぎをしたそうです。

相撲取りなどの勝負師の方もゲンかつぎとして、
小物などに蜻蛉柄(とんぼがら)を好む方もいらっしゃるようです。

そう聞くと、なんかいいことありそうかも!

次は
桜の小紋

毎年、一瞬の栄華からあっというまに散ってしまう。

散り際は潔く (ちりぎわは いさぎよく)

という意味が込められています。

引き際の美学が昔から求められた大和の国、日本。

花が散りばめられているので女性柄のイメージが強いですが・・・
戦国武将も好んで使った柄であります。

侍!   流行なんかではないですよね。

常に私たちの心にある魂のような・・・

そうそう!忘れてました!!!

吉原つなぎ

私はけっこうお気に入りです。

が、柄が持つ意味は特にないようですが
江戸時代から使われている粋な意匠(デザイン)として
浴衣や半纏の腰巻だけでなく小物まで幅広く使われております。

こうして身の回りを見てみると
何か意味がありそうなだなー
なんて考えるだけで案外と楽しかったりするものです。

それにしても、先人の知恵は凄いなぁ。。。

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