日本では厄除け・縁起物として古来から、生活に密着していたのが木札なのです
火難、災厄を逃れる目出たい物
火事と喧嘩は江戸の華といわれた時代、町火消しが火事の延焼を防いだ所に、消し口をとった印として組名を記した札を掲げました。 纏と共に火消しの心意気が込められた「消し札」。以来、火難、災厄を逃れる目出たい縁起物として庶民の染物の図案などに盛んに使われ、現在色々な形にアレンジされ「江戸の粋」が脈々と伝えられています。
身代わり、厄除け
神社やお寺等でも販売されている「身代わり札」。その札が割れたり、無くした際は、お札が身代わりに守ってくださったという厄除けとしての考え方があります。
木札は自分の名前等をいれ大事に育て上げたいわば分身です。札に何かあったら災いから身代わりになってくれたのだと思ってみても良いかもしれません。
福が来ますように!「願掛け」と「納札(おさめふだ)」
デザイン的には神社の水屋や柱などに貼られた「千社札」も関係しています。それはいわゆる神社に納める名前などが書かれた紙の札(納札)ですが、紙が一般的に流通する前は木札を納めていました。
書かれた文字が四隅いっぱいにあるのは、「福」が隅から隅までいっぱい入りますようにとゲンを担いでいます。
ルーツにありますように、当店の木札を持った皆様にたくさんの福が訪れてくれると信じ、あなたの大切な絆がさらに太く強く深くなっていくことを願い! 今日も一つ一つ木愛(きあい)を込めて……あなたの想いを形にしてお届けいたします。
4. 木札のルーツはこうなっていた