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2012年1月17日(火)

昭和17年の家紋帳!:定價金五圓

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家紋帳
※昭和17年戦中発行の紋帳

  うん、糸で綴ってある家紋帳。

家紋はそうそう変わる訳ではありませんので中を開いてみますと

輪
※丸と四角だけで出来た家紋

  何度みてもシンプルで洗練されていると感じてしまいます

家 紋

本当にたくさんの種類があります。

「藤」などは「下がり藤」「上がり藤」など

代表的なものも含めて

ざっと100以上もあります。

動植物などをモチーフにしたものもありますが

丸や四角だけでよくこれだけ綺麗で洗練された

図称になっていると紋帳を見るたびに感じます。

文字だけで簡単に表現すると

丸と丸を重ねたもの

四角を並べたもの

丸と丸を互い違いに・・・

四角をねじって・・・

シンプルでも凄く意味深くみえる家紋

四角だけでも↓↓↓ついでに拡大して「家紋の名称」も見てください。

角
※横の名称をみてください

  漢字とカタカナで組み合わされた表示。

これはこれで味わいがあります。

そこで巻末の発行元や年月日をみてみます。

配給元とあります
※時代背景を想像する

    大正四年に初版され

昭和十七年に17版として発行された紋帳ですが

発行者も記載されておりますが

「 配給元 」とも記載があるということは

物資的に厳しい時代も、家紋は大切なものとして

守られてきたことがわかります。

これからも私たちが引き継いでいく

大切なものの一つでもあります。

この家紋帳、当店の持ち物であります。

ご興味のある方は、ご来店の際にお声かけ下さい。

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