「フィトンチッド」
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが
自然のもつ力が見直されてきている昨今
ますます注目されると思われる
フィトンチッド以前にもさわりを紹介
そこで!お寿司屋さんはフィトンチッドの宝庫♪
と説明をさせていただきました。
今日は、そのフィトンチッドについて
もう少し詳しく記したいと思います。
そもそも「フィトンチッド」の言葉の意味は
フィトン = 植物が
チッド = 殺す
と、言う意味で旧ソ連のB.P.トーキン博士が名づけたそうです。
「殺す」といっても怖い意味ではなく「殺菌」ということです。
植物にたえず侵入してくる有害な微生物や昆虫から
身を守るためにつくりあげてきた、
これが『フィトンチット』の語源となっているわけです。
さて
森林浴などをしますとリフレッシュ効果がえられ
自律神経の安定に効果的といわれ肝機能の改善や快眠を
もたらすことも知られています。
森の木々たちが発散するフィトンチッドの量が一番多いのは
6月から8月にかけて。
そうです夏場にかけてが一番ですから
自然の力は本当によくできている。
このフィトンチッドが凄いといわれるのは
木材として使われてからも効果は持続するということ。
芳香で虫がよらない、カビが生えない、土台が腐らない
といった特徴を持つ木材は建築材として使われます。
防虫効果がある木材では家具などとして使う。
当店でも贈答用として使用している桐箱の桐材も
防虫効果のある素材ですね。
食べ物としてはご存知「ワサビ」を筆頭に
しその葉、柿の葉寿司、鱒寿司、また桜餅、柏餅なども
葉につつまれてフィトンチッドの殺菌力、消臭効果の恩恵を
うまく利用しているのです。
まだまだ知らない自然の力
これからも勉強してまいりたいと思っています。
△木の力って何が凄い?
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