浅草鳥越
名入れ 彫刻木札専門店
代表職人芳雲の木育て日記

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2017年1月12日(木)

桜材の仕入れ製材!杢が出ました!

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今日は、桜材の製材。

一口に桜といってもたくさんの種類がありますが、

製材しますよ~

フダヤドットコムで使っているのは山桜系の種類で、中でも茶色身が濃いものを厳選しております。

本日、製材の桜の木

なぜ?茶色い部分を厳選するのか?

それは、白っぽい素材よりは丈夫なことが多く使い込んでの成長(味のり)も良好だからにほかなりません。

もちろん!
今回も、いつもの通り、自分の目で見たものだけを仕入れるのですが、大きな素材になりますと概ね節などの部分が入っております。

木の中に入り込んでしまう節などは、成長の過程で木が健康に育った証でもありつきものです。

節がある木は健康な証拠

お木様(木札)には、こうした節の部分は除いて作る訳ですが、大きな節の周りには、自然が醸す不思議な模様が現れることがあります。

杢は一つの塊でもあります

度々、ご紹介しておりますが、杢(もく)と言われ、いわゆる自然のストレスがかかった部分でもあるのですが、、、

まぁ、これが人工では造れない自然が醸す美であります。

ストレスがかかった部分の杢目の自然美

「1つの節で塊」でありますので、1つの板材で、だいたい同じ位置にあります。

しかしながら、その周辺は、均一な繊維の状態ではありませんので、割れが混在することもよくあります。

杢は塊なので大体同じ位置に

しかししかし、残って形になっている部分は、普通の部分より硬く密度も高いので丈夫です。

ストレスがかかっているからこそ、しっかり丈夫に育つ。

辛うじてお木様(木札)になった時には、素晴らしい個性を発揮ます。
少し前に誕生した本黄楊の杢のお木様も、さらに杢目が際立ってきたように感じます。

本黄楊の杢、杢目が目立ってきたぞ!

一般のご依頼では、省いてしまう部分ですが、時折、一部に杢が見える時もあろうかと思います。

そうしたお木様(木札)を見かけたときには、頑張って成長した個性として感じて頂ければ幸いです。

さて、もう少し製材頑張ります。

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