今年もあと半月でおわり・・・
また新しい壱年が始まるんだな~
一つ一つ歳を重ね
人としても味わいも深くなっていく。
そして節目、節目には
名前をつけられている歳があります。
知られているところでは
60を祝う『 還暦 』
十干・十二支(じっかん・じゅうにし)の
組み合わせがひと回りすることからいわれます。
現在では『還暦』=長寿というイメージは
すっかりなくなってしまいましたが
木札の由来でもある『火消しの「消し札」』が
誕生した江戸の頃は人生50年ともいわれていましたから
『 還暦 』は大変なお祝いであったことが想像されます。
ちなみに今年は「庚寅歳(かのえとら)」
昭和25年=1950年生まれの方が還暦、
そして来年は1951年昭和26年生まれ
「辛卯歳(かのとう)」の方が還暦を迎えるということになります。
来年、卯年(うさぎ)の歳男・歳女は
平成23年=2011 平成11年=1999
昭和62年=1987 昭和50年=1975
昭和38年=1963 昭和26年=1951(辛卯:かのとう)
昭和14年=1939 昭和2年=1927
大正4年=1915 明治36年=1903
還暦を過ぎますと・・・
70を祝う『 古稀(こき) 』
唐の詩人「杜甫」の詩
「人生七十古来稀なり」にちなんでつけられました。
77を祝う『 喜寿(きじゅ) 』
「喜」の草体(という書体)が七十七と読めることより
80を祝う『 傘寿(さんじゅ) 』
「傘」の略字が八十と読めることより
88を祝う『 米寿(べいじゅ) 』
「米」の字が八と十と八に分解できることより
90を祝う『 卒寿(そつじゅ) 』
「卒」の通用異自体「卆」が九、十と分解できることより
99を祝う『 白寿(はくじゅ) 』
「百」の字から「一(一角目の横棒)」を引くと白になることより
108を祝う『 茶寿(ちゃじゅ) 』
「茶」の字の草冠を十と十、足して20
「米」の字が八と十と八に分解でき88
20+88をたした数より
111を祝う『 皇寿(こうじゅ) 』
「皇」の字を白、一、十、一に分解
九十九を表す白に一、十、一を足した数より
「還暦」のみは満年齢で
その他のお祝いは数え歳で祝うのが一般的といわれています。
今では赤いちゃんちゃんこ。聴かなくなりました。
寂しい気もしますが・・
「ちゃんちゃんこはちょっとね~」というかたに
赤い贈り物として赤い木の→あか喜札も喜ばれております。
□木札周辺の豆知識2
の記事