浅草鳥越
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代表職人芳雲の木育て日記

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2010年11月15日(月)

江戸の時代、縁起がよいとされた建物など

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  江戸の時代、縁起がよいとされた建物など・・・

いちがいに縁起がよいといっても

神社やお寺?

お城?
浅草にはないし・・・

度々メールマガジンのバックナンバーとして紹介のとおり
江戸の時代は火事との戦いでもありました。

火事が多く消防効率も今ほど良くない江戸の時代
火事に逢わないだけでも縁起がよいといわれました。

普通の民家でも「うちの長屋はいついつの頃から焼けてない」
と、競っていいあいました。

そして
「氏神様のご加護」

とか

「俺らのシマには立派な火消し衆がいるんだ」

とかとか、
縁起をかついで火災から免れた家、長屋、町は大変重宝されました。

身分、位などには関係なく古くから残っているのには
訳があると縁起がよいとされたのです。

それほど火事が多く大変な想いをしていたことの裏返しでもあります。

さて、私が住む鳥越は江戸の頃は浅草のはずれ「浅草鳥越」
現在は区画整理され「台東区鳥越」ということになっておりますが
その浅草で古そうな木造建築物といって思い浮かぶのは・・・

浅草寺。。。?

浅草寺の建物自体は比較的新しい・・はず。

その境内の一角にある「二天門」
この門だけは「度重なる火災や震災」にも焼け残り
浅草寺境内の中で一番古く
唯一、国宝や重要文化財にも指定されております。

その二天門は今はなき東照宮の随人門
すなわち警護の役割をした門
「東と南を守る増長天と持国天」が門を守っております。

二天門は、浅草寺を正面に見て右側、
三社祭の浅草神社の鳥居の横にございます。

近年補修工事がされ綺麗になった二天門が
今でも浅草寺、浅草を守っております。

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