オリジナルのロゴなどで彫刻できますか?
もちろん出来ますが、今回の記事は、印刷物から撮り込む場合の事とロゴの形状に寄る彫り方の向き不向きについてご紹介いたします。
この彫刻例は、よくない彫刻例!その訳は、この記事で!!!
まず、一番にお伝えしたいのは!!!
当方ではデザインはしておりませんので、基の原稿になる印刷物やデータが必要で、その原稿のまま再現するご案内となります。
したがいまして、、
こんな風に角度のついた画像やイメージではなく、正面からの綺麗な原稿が必要です。
ピンボケもダメです。
こうした画像が綺麗になる訳ではありません。
せめて、下の画像程度にピントが合ったものであれば対応できることもありますが、、
写真では、微妙な角度がついて歪んでいるかもしれません。
また影が影響して、黒い部分と白い部分が曖昧になってしまうこともございます。
こうした歪み滲み影などが自動的に修正される訳ではなく、そのまま再現される事になります。
したがいまして、実物があればスキャナで取り込む方法が、一番綺麗に正面からの画像を撮り込むことができるという事です。
カメラで正面から撮った写真とスキャナで取り込んだ画像を見比べてみましょう・・・
一目瞭然!
どっちがスキャナで取り込んだか、分りますよね。
そのまま再現される訳ですから、どちらの方が綺麗に彫刻できるのかはご理解いただけると思います。
そこから上の「浅草鳥越」を抽出して当てはめて、当方の文字彫刻と併せるとこんな感じに仕上がります。
ここまでは、印刷物からの取り込みについて、
次は、ロゴの形状による、彫り方の向き不向きををご紹介いたします。
今回、取り込んだ千社札のロゴを「枠なし彫り込みタイプ」で彫刻しますと・・・
確かに、その通りに彫刻されているのですが、文字の中の細かい部分がかなり小さく欠けやすい状態です。
この凹凸があることが印刷物と彫刻の違いで、注意しなければならないところです。
それでは、少しでも大きくと!外の子持ち枠を外しても・・・
あまり変わりがありません。
ま
た、オリジナルのロゴですので画面いっぱいに横に広げてしまっては、大きくはなりますオリジナルのデザインが違う物になってしまいます。
あーーー、ロゴの形が平べったく変わっちゃぁね。。。
お預かりしたロゴは、縦横の比率を勝手に変えることはできませんので、形状により向き不向きだけでなく左右、上下に余白ができて目立ってしまうことが多々あります。
「枠付き浮き彫りタイプ」でも見比べてみましょう。
今度は、太い部分を浮き出して残すので、仕上がりの強度は格段に良くなります。
しかし、枠を残したままだと、、枠、枠、枠、いそがしい、、、
では、原稿の枠を外して!当方の子持ち枠にあてはめますと、縦長の形状なので、最初に天地があたってしまい左右に余白ができてしまいます。
左右の余白・・・少し気になります。
逆に縦長のロゴではなく、短めや正方形に近いロゴですと上下に余白ができてしまいます。
オリジナルのロゴなどは、上下左右の比率を変えることができませんので、こうした事態が起こってしまいます。
ですから、「浅草鳥越」の四角い部分を家紋のように上にしたり、
ロゴの形状により適した彫り方や配置の仕方が決まってくるということです。
まずは、ロゴの細かさや形状をお知らせ頂ければ、彫刻可能か否かもお伝えいたします。
また、原稿が再現にあたり足りなければ、再度の提出や彫り方のアドバイスも含めご案内をいたします。
何にしましても、とにかく綺麗な原稿が必要です。
写真のデータでも、取りこんだ位に綺麗であれば対応できることもあります。
このように綺麗な原稿があれば、
こうして、綺麗に見えて仕上がるということでございます。
荒れた画像が綺麗になる訳ではありませんので、綺麗な原稿のご用意をお願いいたします。
□木札周辺の豆知識2
の記事