木札の由来でもある江戸時代の火消しの『消し札』
「 消し札 」が『 木札 』の由来の一つでもあり
切っても木れない縁のある「火消し」。
その火消し衆をまとめる火消しの頭は
ヒーローの中のヒーローであったことは
以前に記しました。
まだ読んでない!という方
どうぞこちら
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ヒーローの中のヒーロー「火消しの頭!」
今日は「消し札」でもなく「頭」でもなく
『 纏 (まとい)』 のお話です。
『 纏 』みなさんご存知ですよね。
上に丸とか四角とかの造型と白いヒラヒラがついて
時代劇などでも火事のシーンでは必ずといってよいほどでる
火消しの『 纏 』
火消しをまとめる「頭(かしら)」は全体の差配をいたしますが
「纏持ち」は火消しの花形であり「頭」と並んで憧れの的でありました。
テレビの時代劇などでは
屋根の上で勇ましく振っております。
実は、この纏を屋根の上で振ることはなかったそうです。
番組などを華々しく見せるために史実と違うことって
あるかと思うのですが、これもその一つなのです。
よく考えると、そうですよね。
いくら腕っぷしのよい男の人とはいえ
ただでさえ頭でっかちでバランスが悪そう
しかも15~20キロもある『 纏 』を
足場の悪い屋根の上でそうそう振れる訳がありません。
では実際はどうしていたのかというと、
体の横に立てて普通に手で支えていたそうです。
まだまだテレビなどで見ることと
史実と違うことはたくさんありそうです。
□木札周辺の豆知識2
の記事