江戸時代より人気のスポーツと聞いて
皆さんはどんなスポーツを思い出しますか?
先の竜馬伝などでも知られた通り
武士として必要な武術として剣道などがありますが
これは自分を磨くもの
何といっても真っ先に思い浮かぶのは
ドスコイぃ~どすこい! の
お相撲ですね。
相撲と言えば国技館のある両国が有名ですが・・・
江戸の頃「両国にある回向院」で「勧進相撲」が行われていたため
相撲のメッカとして今も顕在していますが
深川の「富岡八幡」さまでも興行が行われており
境内には「横綱力士碑」が現在も現役で建っております。
「勧進相撲」は当初、寺社の修復費用を調達するにあたり
「寄付」をいただくような形の興行でありましたが
やがて木戸銭(入場料)を集めるような形になりました。
江戸の時代ですから管轄のお奉行様から許可を得なければならず
番付の中央には「蒙御免(ごめんこうむる)」と許可を得た印がありました。
そこで気になるのは当時の相撲取りの所属・・
興行は基本的には寺社の修繕などが目的でありましたから
力士達は、それだけでは生活がなりたちません。
まさかお寺や神社に所属というのも・・・ですし
ではどこが?
そうです、多くの相撲取りは各『 藩 』のお抱えで
大名から禄を与えられて生活していたのです。
藩の所属でありましたから
「相撲年寄」という現在の親方の制度(部屋)ができてからも
現在の相撲ではない同じ部屋同士の対決はあっても
同じ藩同士の対決はありませんでした。
ほかにも「土俵入りだけを行う力士」もいたそうで
当時の人気の高さがうかがえます。
昨今の相撲・・・ちょっと頑張ってもらいたいですが
今でも勝負事のゲンを担ぐ人に人気なのは「とんぼ」の意匠。
絶対に前にしか進まないことから
勝って勝って勝ちまくる連勝の意匠とされ「勝虫とも言われる蜻蛉」
戦国武将、武田信玄の兜のうらに彫刻されていたり
勝負師の典型である力士さんも小物にトンボ柄を
使っているのを目にします。
スポーツだけでなく勝負ごとには「とんぼ柄」
まだまだ色々ありそうですがこれからも勉強してまいりたいと思います。
□木札周辺の豆知識2
の記事