昔の方は、語呂合わせ、ゲン担ぎ、とても上手だなと思うんです。
こんばんは、植木屋さんではなく、フダヤドットコムの蒲生芳雲です。
一般的に「江戸文字」と言われる書体の中の1つに『籠文字(かごもじ)』という書体があります。
フダヤドットコムのお木様(木札)の中でも圧倒的な一番人気の書体。
お祭りの半纏などに使われている書体「籠字(かごじ)」ともいいます。
半纏を纏っている方というと、鳶職や大工の職人の方・・・植木職人など棟梁と言われている方も、
現代では少なくなりましたが、半纏を纏っている姿を映画やテレビドラマなどでも良くみかけます。
「籠文字」は、寄席文字や勘亭流の筆で書く書体と違い、輪郭を取ってから中を塗りつぶす書体。
一筆で描く勢いよりも、見た目の装飾を意識した書体で、今でいうレタリングの様に輪郭を取ってから籠目のように斜めに塗りつぶしたことから「籠字」。
確かに、斜めに塗りつぶした方がムラが少なく塗ることができます。
装飾を意識した輪郭をとってから、中を塗りつぶすのが「籠文字」ですから、「丸魚がし、丸地名、牡丹文字」なども『籠字』の一種ということになります。
また、余白の部分を少なく書くのは、福や縁起、商売などではお客様が隅まで隙間なく入りますようにとの意味合いも「江戸文字全体」に込められているのです。
そして、先日・・・
現在、造園業をなさっている方からご依頼を頂戴しました。
造園業の方は、その昔から・・・
「神仏のご加護(かご)がありますように!
と、「籠(かご)文字」のモノを身に着ける習慣があるんです!」
なるほど~~~加護と籠をかけたんですね!
昔の方は、こうしたゲン担ぎにもセンスがありますよね!
造園業の方、いわゆる庭師の方も高い所に登って作業をする訳ですから、危険な作業となるので、神仏のご加護を頂戴し身を守る願掛けにしたという訳です。
ん~~~!危険と隣り合わせ!!!
神仏のご加護と『不撓不屈』の精神で、
銀から金へ『大願成就』を果たせる事を願いつつ!!!
お体の安全も願って応援したいと思います。
□木札周辺の豆知識2
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