「町火消し」が木札の由来と深くかかわりのあることは
度々紹介しております。
その「町火消し」が唄う「木遣り」ってご存知ですか?
「きやり」と読みます。(知ってる知ってる!)
掛け声などを唄にしたものですが
最近では、出初め式やお祭、披露宴などでも
鳶の方などが半纏などをはおって「や~~ぁ、よぉぉぉ~・・・」と、
お分かりになりますよね。
「木遣り」にも土地土地で色々なものがございます。
基本的に「江戸木遣り」などは、
〔兄:アニぃ〕と呼ばれる先導役と
〔弟:オト〕と呼ばれる受け側に分けられます。
〔 兄 〕が、掛けて〔 弟 〕が受け返す。
そんなやりとりが、ずっと繰り返されているのが「木遣り唄」です。
その「江戸木遣り」の唄いだしは必ず「真鶴」という唄から始まります。
〔 兄 〕 よ~~~お~~ん~やりよ~ぉ~
〔 弟 〕 え~~ぇぇょお~ぉ~ぉ~
(表示の仕方・・・難しいですが雰囲気はよみとって!)
こんな掛け声なんですが直訳するとどうなるんだろう?
気になる?
では、次号でのお楽しみ!
何てことにはしません。
よく考えてみれば、あぁぁ、、みたいな話なんですが・・・
〔 兄 〕 よーーーし いくぞぉ~~~!
〔 弟 〕 いーーよ! よーーしっ!
粋でいなせな江戸の木遣りは
「アニイの鶴の一声」から始まるのでした。
どこかで遭遇したときには
ちょっと気をつけて聞いてみてください。
さぁ、
そしてあなたは、どんな鶴の一声で気合をいれますか?!
□木札周辺の豆知識2
の記事