浅草鳥越
名入れ 彫刻木札専門店
代表職人芳雲の木育て日記

ブログサイト

2010年11月26日(金)

木遣り 歌詞 って何といってる? 鶴の一声

カテゴリー

「町火消し」が木札の由来と深くかかわりのあることは
度々紹介しております。

題:ヒーローの中のヒーロー「火消しの頭!」

題:火消しの心意気がこめられた意匠

題:火消し いろは47組

その「町火消し」が唄う「木遣り」ってご存知ですか?
「きやり」と読みます。(知ってる知ってる!)

掛け声などを唄にしたものですが
最近では、出初め式やお祭、披露宴などでも
鳶の方などが半纏などをはおって「や~~ぁ、よぉぉぉ~・・・」と、
お分かりになりますよね。

「木遣り」にも土地土地で色々なものがございます。

基本的に「江戸木遣り」などは、
〔兄:アニぃ〕と呼ばれる先導役と
〔弟:オト〕と呼ばれる受け側に分けられます。

〔 兄 〕が、掛けて〔 弟 〕が受け返す。
そんなやりとりが、ずっと繰り返されているのが「木遣り唄」です。

その「江戸木遣り」の唄いだしは必ず「真鶴」という唄から始まります。

〔 兄 〕 よ~~~お~~ん~やりよ~ぉ~
〔 弟 〕 え~~ぇぇょお~ぉ~ぉ~
(表示の仕方・・・難しいですが雰囲気はよみとって!)

こんな掛け声なんですが直訳するとどうなるんだろう?

気になる?

では、次号でのお楽しみ!

何てことにはしません。

よく考えてみれば、あぁぁ、、みたいな話なんですが・・・

〔 兄 〕 よーーーし いくぞぉ~~~!
〔 弟 〕 いーーよ! よーーしっ!

粋でいなせな江戸の木遣りは
「アニイの鶴の一声」から始まるのでした。

どこかで遭遇したときには
ちょっと気をつけて聞いてみてください。

さぁ、
そしてあなたは、どんな鶴の一声で気合をいれますか?!

ブログ一覧に戻る

□木札周辺の豆知識2

の記事

□木札周辺の豆知識2 の記事一覧