浅草鳥越
名入れ 彫刻木札専門店
代表職人芳雲の木育て日記

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2020年1月13日(月)

紅木(こうき)の栃 重厚な古木の様な味わいの木 レッドサンダーの杢

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 紅木。
べにの木と書いて「こうき」と読みます。

赤褐色の奥深い光沢を放つこの素材。

紅木の栃 名入れ木札

だるま札祭ー第2弾ーで紹介の超極レア度の高い高級素材です。

レアにも色々種類があるのですが、紅木は今までに一度しかお目にかかったことがない、入手困難なレアな素材です。

その紅木自体が珍しい中で、自然の波のような木目が入っている=その他の木では「杢(もく)」と呼んでおりますが、紅木では『栃(とち)』と呼んでおり、この『栃』が入ると一気にその価値は数倍にも跳ね上がるのです。

ん、なんか覚えがある!?

『紅木の栃(こうきのとち)』

改元の元号当てクイズの副賞

そうです、改元の元号当てクイズの賞品にした「紅木の栃」でございます。

えっ!
こんなにする高級材だったの!?

紅木 レッドサンダー 木札

 はい。
私、蒲生芳雲、手加減をあまり知りませんので、いつも本気印でございます。

ついで恐縮ですが、どんな素材かを少し紹介いたします。
紅木(こうき)、またはレッドサンダーという洋名がついております。

紅木 レッドサンダー 木札 高級素材

ご覧の通り磨いただけの最初の素木の状態で、古木の様な風格があります。

似たような色の木の紫檀(したん)やローズウッドに近い種類で、とても硬く比重も高いので、しっかりとした重さがあります。

ローズウッドや紫檀系の樹種のほとんどは、昨今、ほぼ全種がワシントン条約に記載され、国家間の移動が制限されている木ということになってしまいました。

レッドサンダー杢 木札

もちろん規制がかかる、かなりかなり前に日本に入っているものですが、少し前に木材の仕入れ業者様より、、、

『蒲生さん!珍しい木があるけど、紅木の栃いかがですか?紅木=レッドサンダーです。紅木自体あまりみかけませんが、こんなに栃が入った良材は、この先機会は少ないと思いますよ!』

店頭には出ていない品をお持ちくださったのです。

もちろん即買い!とはいっても微量しかありません。

約16年の間で出会ったのは、この一度きり。

一応、形になった中で一番状態の悪そうな素材で自分の見本を作ってみましたが、未だもったいなくお店のケースの中に見本として鎮座しております。

紅木のとち 木札

一言で云うなら「渋い」。

店舗の薄明りの中で、この存在感。

最後に肝心な木取りできた数ですが5木だけです。
はい、5名しかお持ちできません。

ご興味ある方は、1木ずつ個別画像もございます。どうぞ、こちらより詳細をご覧ください。紅木の栃の紹介でした。
⇒紅木の栃だるま札限定5

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