ある1本の木を切り出して
その断面の色は何色あるでしょう?
当然1色!に決まってる!?
んん?2色か?
答えは木材を形成する部分と深いかかわりがあります。
一般的に木材の部分を大きくわけると
心材(しんざい)
と
辺材(へんざい)
に、わけることができます。
細かくいうともう何種類かにわかれるのですが
ここではあえて大きくこの2つについて説明します。
この説明、文章だけでは厳しい・・・
と、いうわけで百聞は一見にしかず
各木の色が濃いほうが心材(木の中心部分)
色の白いほうが辺材(木の外側部分)
木質は樹皮と木部の境の形成層という部分で作られ
外側にどんどん太くなって成長していきます。
木質になって最初は、水分の通り道や
養分を蓄えるための役割を果たします。
これが辺材で白い部分です。
そして木によって幅はありますが数年~十数年でその役目を終え
木を支える役目の心材へと変化していきます。
この心材化する過程で細胞内に、
色素や腐るのを防ぐ物質、
種類によってはシロアリに対抗する成分を蓄えていきます。
これが色が濃くなり心材化するということになります。
丈夫になって木を支える。
ですから心材と辺材では、心材の方が丈夫な物質を蓄えておりますので
木札をはじめ木材製品はおおむね心材部分が使われるということです。
上で見た画像のように
各、黒檀は黒い部分を桜材は茶色い部分、
いわゆる心材を使っているというわけです。
でも・・・
「この境の部分で木札」は作れないのだろうか???
そうはいっても
辺材(白い部分)は木を支える役目にかわる前の姿でありますから
心材に比べると弱いことが多いのです。
境で割れるようなことはありませんが
木札としておつくりした際に辺材の部分が
目立って弱くては木札になりません。
しか~し!
この青黒檀(大トロ)の辺材部分は、
木札として使っても何ら問題のない質感を持っているようです。
と!いうことは!
ツートン青黒檀、大トロトロ限定販売ぃ~・・・
今、こうして写真を撮っております。もう少しでご案内できます。
△素材 について深~ぃぃ
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