浅草鳥越
名入れ 彫刻木札専門店
代表職人芳雲の木育て日記

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2010年2月11日(木)

スネークウッドの特徴・・・涙。

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お木様の基となる素材の仕入れに行ってまいりました。

自分で見て素材の色味などを確認しないと
納得したものは作れない。

だから、自分で足を運び自分の目で見て素材を厳選します。

それでも、木の表面というか断面は見えても中までは見えませんから
ある意味、勝負的な意味合いもあるわけで・・

割って中の状態がよくないから「いらない」って訳にはいきません。

表面はよさそうに見えても、
入り節があったり微妙な裂けなどがあるのがあたりまえの世界。

今回の仕入れのメインでもあるさくら木札の桜は比較的、木材の中の状態は読みやすい。

ですが桜材も年々良いものが少なくなり買い付けの時には、
他の素材同様に良いものは入手が難しくなっていると感じます。

そんな中で木材の仕入れで気を使うのはやはり
自然にできる豹柄でお馴染みのスネークウッド

ここでは、初めての紹介ですね!
木の断面に自然の豹柄というか蛇紋というか
独特のまだら模様があるのですが・・・

そのスネークウッド自体が非常に希少であり量が少ないにもかかわらず
全てのスネークウッドに柄が出ているわけでなく
100本のスネークウッドがあったとして
綺麗に蛇紋が出ているのはせいぜい3、4本。

もともと木の素材自体の質感がとてもよいので
装飾品として使われることが多い素材。

先日も、日本橋○越本店さんには100マン円の値がついた
ステッキがガラスのケースに入って陳列されていました。

しかし、スネークウッドの原木の外見からは中はどんな模様になっているのかは
全く判断はつきません。

よーーーく考えると私たちが勝負をする前には
材木業者さんが勝負をして買い付けしてきてくださるわけです・・・

業者さんは1本で買い付け適当なサイズに割って販売することが
ほとんどなのですが、

その割る瞬間・・・

天にも祈る気持ち!

柄よでろ!柄、、あってくれーーーっ!

今日、仕入れに行ったら割ってから手付かずで
倉庫の片隅で陳列もされていないスネークちゃんを発見・・・
柄がなくて少し残念なスネークウッド

←←柄がないぞ!

←かなしぃ

左側の断面はちょっと柄が出ている部分もありますが、ちょうどその部分が入り皮のようになって裂けちゃって・・・

ちょっと形にはなりそうもない。

右側の茶色っぽいのもスネークウッドの断面なのですが、何個か星のように黒い点があるだけになってます。

なんだか悲しいお知らせみたいになってしまいましたが、、気を取り直して!

それじゃぁですよ
綺麗な柄はどんな感じかというと⇒スネークウッド

ねっ!
綺麗でしょ!!!

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