常連の皆様には!
あーーーっ!これこれ!ご存知のことと思いますが!
んんん!?何これ・・・
えぇぇぇえええ~~~
これ自然の柄なの!?
って方も大変多くいらっしゃるので、スネークウッドの紹介ですが、昨今の入荷状況=流通の状況も含めまして記事にしたいと思います。
この度、約10年振りの濃淡が強い柄のスネークウッドが入荷しました。
上の画像の左上の木札に見られるように、全面に豹柄、蛇紋が出ている訳ではありません。
成木でも直径20センチ程度にしか成長せず、柄も木材の全てに出ている訳ではありません。
どうして、この様な蛇紋が出るのか解明されていません。また、全てのスネークウッドにこうした蛇紋が出ている訳でなく、せいぜい100本の内の3、4本にしか見られず、柄の出方もまちまち。
しかし、こうして珍重されるのは、元々の木の質感が良いからに他なりません。
下の画像は、黒檀の最高峰「青黒檀」を綺麗に磨いて仕上げた銀細工象嵌木札ですが、磨いていないスネークウッドと比較しても、ご覧の通り!
質感が良いからこそ細工物として重用されるのでございます。
しかしです!
木札の大きさで程よいバランスで柄が出ているのか?
柄が密集し過ぎても、まばら過ぎても木札としての様子が大きく変わってしまう訳でございます。
したがいまして、
柄のハッキリした素材もあれば、柄の少ない木札も出来てしまうのでございます。
何より元々の質感がよい素材ではあるのですが、1つ、扱う業者として泣きたくなる様な欠点があるのでございます。
その欠点とは、小さな割れ裂けが非常に多いことで、大きな木取りがとても難しい素材だということです。
一見、何ともなさそうに見えますが、
これは、比較的目立った裂傷ですが、目立ちにくい小さな裂傷が
本当に目立たないのですが、こうした裂傷があるものは、正規品としてお出しする訳にはまいりません。
でも、もったいない。。。
こうした小さい裂傷は、その後、広がってしまうのでしょうか?
取り出したるは私が愛用しているスネークウッドの木札です。
はい!
全て、こうした裂傷のある木札を愛用しております。
綺麗な完品は、皆さんに使って頂きたいですから!
しかしですね、質感の良いスネークウッドは、私も欲しい訳でございまして・・・
ですから、こうした訳あり品を使って試しているのでございます。
ご覧の通り、まぁまぁ良い色に成長している位に使っておりますが、問題なく使えています。
と、言う訳で、いくつかアウトレットで販売をしてみましたところ!
告知から一週間も経たずに完売してしまいました。
濃淡の強いスネークウッドは、昨今、ほとんど見かけなくなりました。
次の出会いは、一か月後かもしれませんし、今回の様に10年振りのようなことになるとも限りません。
一期一会。
柄の出方によってお値段を変えておりますが、昨今の入荷状況に副ってランク付けを一新いたしました。
素材自体がとても希少であり元々の質感が良好なのですから、ランクに関わらず人気があるのがスネークウッドなのでございます。
確かに良柄はお値段も張りますが、柄の良いものは比較的早めに無くなってしまいますので、気になる方はお早目の手配をお奨めいたします。
今回の目玉、10万円の木札は公開即日に、ご成約となってしまいました。
有難く、嬉しいと思う反面、無傷、このサイズ、この柄、多分もうでない。可能性が高い。
そう考えると少し寂しい気がします。
さて、次はどんな出会いがあるのか?ないのか?
△素材 について深~ぃぃ
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