浅草鳥越
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代表職人芳雲の木育て日記

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2016年10月13日(木)

本黄楊杢を彫刻してみたら・・・やはり欲しくなった

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本黄楊(つげ)の杢(もく)。

 

本黄楊の杢(もく)のお木様(おこさま:木札)


木の一部、特に成長にストレスがかかる部分に自然とできる不思議な文様で、杢(もく)と呼びます。

どの木も同じ決まった文様になる訳でもなく、綺麗な柄になるとも限らず、しかしながら時として、思わぬ美しい自然の造形を醸すことがございます。

本黄楊の杢(もく) 拡大

 とてもとてもレアで希少な部分ではあるのですが、一般のご依頼でお出しすると「変な模様が入ってる!」と、なりかねませんので省いて・・・
すなわち非売品のレア素材ということになるのです。。

杢(もく)は一部分

とは、いいましても、どんどんと貯まる訳でもなく・・・
数年かけて少しづつ貯め置きました素材を少し前に開催しました、あなたが育てたお木様(おこさま:木札)のコンテスト『第12回木育て自慢大賞』の副賞としてお出しした訳です。

杢(もく)はストレスの固まり その先普通

入賞した方への副賞、既にいくつか入稿いただいておりますので、彫刻をいよいよお届けとりますが、彫刻するとどうなるのか?

 

 

本黄楊の杢 ジャンボ

試しでするのですが、杢の柄をどんな風に活かそうか、考えながら文字彫刻などをする訳で、もちろん副賞賞品のお木様もご依頼を頂いた内容により、より栄える杢をみつけながら彫刻いたします。

私も黄楊の杢を持つのは初めての事です。

 

 

柘 杢(もく) インパクト

 

中央の杢目がとてもインパクトがあります。
そして、裏面には杢のない部分へ「吉原つなぎ」と「家紋右上」に配置をしてみました。

 

黄楊 杢(もく)を見て彫刻

 

 そうしたら、やはり付けて見たい!
杢の目が非常に目立ちますが・・・

 

柘植 杢(もく)を付けてみた

 

本黄楊だるま札の杢が、
ちょーーー欲しいぃ~~~

という訳で、既に副賞の入稿を頂いている皆様、もうそろそろお届けとなります。

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