さて!この黒っぽい緑色の木は何の木でしょう?
この見た目だけで分かったら、かなりの銘木通ですよ!
その前に・・・
これって本当に木なの? そこから入る方がほとんどかと思いますが、、
仕入れる時は、こんな原木から選びます。
この木材は、乾燥する時点で裂傷が多く出やすく、こんな断面をみて中を想像するしかないのです。。
そして、下の画像が今回仕入れた時の断面で見えた部分、、
カットした後ですがこんな感じに割れが入っておりました。
側面は、こんな感じT.T
側面でこれだから、表面をみると使い物にならない素材も出てしまいます。
実在するのなら、割れの無い物を仕入れたいですが・・・
まぁ、見た事ありません。あったら「だるま札」が作れます。。
と、言う訳で新しく仕入れた青黒檀が届きました。
この量でも、片手ではとうてい持ちきれないほど重い=密度が高いんです!
でもですね、割れ、裂けがとても多い(涙)
はぁ・・・
この4枚は、木取りするまでもなく使えません。。。
割れの入っていない原木がいいんじゃない???
あるなら、とっくに仕入れています。一期一会。。。
この素材だけでなく、他の素材も自然の産物なのでいつも一期一会、
これでも、全体の量から比べると割れ裂けは少なくましな方です。
???
この木の話って、青黒檀のこと???
そうです。グリーンエボニーは青黒檀の英名、製材したては樹種の影響で青(グリーン)みがかっている訳です。
真っ黒だと聴いていますが、黒くない。。。
そう、空気に触れると、どんどん黒くなっていきますので、こうして、重なり合わないように立てかけて、なるべく空気が入り込みように寝かせておきます。
では前回仕入れた、青黒檀と比較してみます。右側の黒いのが前回分です。
もう少し寝かすとこんな風に黒くなっていきます。
拡大してみますと、左側位まで色が濃いと茶色く跡がのこることもありますが、
上の右側のようにうっすらとした感じなら、ほぼ真っ黒になってしまいます。
その後、表面を拭き取って2日経ちましたが、少し青さも落ち着いてきたのではないでしょうか。
そろそろ使えそうな部分も出てきそうです。
仕入れの時から扱いづらい青黒檀ですが、やはり仕上がりと云う点では、黒檀の中では最高峰と認めざるおえません。
いまだにだるま札ないの?
と、本当によくお問い合わせをいただきますが、以上のことから大きな木取りができません。以前にも、記事にしましたので気になる方は
こちらの記事で⇒出来るなら作りたい!青黒檀のだるま札。
さて、あとどの位、寝かせれば使えるようになるのかな。。
△素材 について深~ぃぃ
の記事