これまでに青黒檀のツートンは、ご紹介そして販売をしてまいりましたが、今回は、縞黒檀の2色が入荷します。
えーーー!?
嘘だーー!くっつけたんでしょ?
と、よく聞かれますので、画像中心で説明いたします。
以前、青黒檀の時に「水や養分などを通す=辺材(へんざい)」と「幹をささえる=心材(しんざい)」の境であることは、ご紹介いたしました。
「心材」が木の中心部で主に木工製品などになり、「辺材」は色も違い素材によっては、構造的に弱いので一般的に使われることはあまりありません。
一枚板などに順序よく加工されてた後にでる半端な部分。
端っこの部分ですので、流通の過程で切断されはじかれてしまうものがほとんどです。まれに、流通する時は、この形ままの事が多いのです。
そのイビツな形から木取りをする訳ですが、平らな面から切断すると・・・
このように、境の部分がナナメになってしまいます。
実際の木で普通に平らな面から切断すると、白黒の境がナナメってことです。
青黒檀や黒柿の時よりは、質量的に多いのでなるべく真っ直ぐになるように、裁断していただきました。
絵図で説明すると
かなり面倒な作業になる上、数も取れなくなるのですが・・・
まぁ、そうしたご要望が多い事は何となくわかりましたので、頑張りました。
自然のものなので、それでも限界はあるのですが・・・
自然のモノなんです。。はい、
量的には、かなり数が取れると思ったのですが
虫食いの小さい穴が無数と広がり。。あ~あ。。
拡大すると
辺材部分は、害虫にも弱く小さい穴が時折あるんです。
幹を支える色の濃い心材部分は、虫食いに強い成分を蓄えるので、ほとんど見当たりません。
と、いうわけで、半分使えなくなりました。
そして、なるべく真っ直ぐになるように両サイドを切る訳ですが、切った後の製材もお互いの色素が違うので、少々気を遣います。
こうして、縞黒檀の2色ができあがるのです。
さて、自然のツートン2色、くっつけたのではありません。
他にも質感の違う色々な白黒ございます⇒極レア自然の2色ツートン
△素材 について深~ぃぃ
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