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割れ裂けが多く「だるま札」サイズの木取りが難しい青黒檀
空気に触れると黒さの度合いが深まっていく「青黒檀」
奇跡的に木取りできてしまった「だるま札」。
無塗装で厚さ7ミリの無垢材の青黒檀、この黒さは2度と出ないだろうと言う事で、フダヤドットコム史上最高額で出品したところ、比較的短い期間で巣立って行ったのが2021年1月のこと。

この時は、自分から木取りをチャレンジした訳でなく、たまたまこの厚みの極上材と出会った偶然のこと。
その後、青黒檀の素材は丸太売りとなり、

通常ラインナップのサイズ、一丁若衆~三丁御頭の厚み5ミリでも個体の維持に苦心している中で、7ミリ厚は最初から狙って厚みを調整しなくてはなりません。

割れ裂けの多さに5ミリ厚でも苦労する中、チャレンジしないと始まらん!と厚さ7ミリの「だるま札」木取りチャレンジが2年前のこと。

「青黒檀」特有の真っ黒さが満足いかず・・・
また、本柾目にでる放射模様が強く、これはこれでキラキラと趣のある表情ですが、真っ黒という概念からは外れてしまうような印象。

大きな木取りができるよう、なるべく割れ裂けの少ない状態の面から7ミリ厚にチャレンジしたのでしたが、
青黒檀として販売するには、、、と
そこで、『干支みくじ札ROYAL』という「最高額みくじ札の当選副賞」の選択肢の1つとしてご提供を始めのが2年前。
今年も、青黒檀のだるま札を選択肢に!と!!!

おっ!何だか黒さが深まっていないか!?
2年前の製材時と黒さを比較して見る
個体差はありますが、龍虎の銀細工象嵌木札を作ったこの個体を見てみます。
手にしている木札の表面から銀細工の膨らみが覗いています。もう一つの側面にはクラック入りだったり、次の画像が2年前です。

形になっても難ありの紹介画像だったのでしょうか、手にした象嵌木札の側面が、なかなかな勢いで茶色ですね><
では、同じ角度で今現在の同じ個体を!

ほぼ茶色味は消えて黒さに深みが出てきましたね。
はぁ~、この位茶色くても2年経つとこうなるのか!
「蒲生彫刻」が彫られているのは銀細工象嵌木札の片側です。

以前は、本柾目の放射柄が目立ち茶色加減が濃かった印象ですが、かなり落ちつき感がでてきました。
他の個体も、かなり黒味が落ち着いて出てきたように感じます。
青黒檀のだるま札と黒檀まぐろを比較して見る
「黒檀まぐろ」も真っ黒い樹種を持つ木に変わりなく、高級な質感を持った素材です。
大きな特徴の違いと云えば、表面にでる木菅という筋目でしょうか。個体差により多少はありますが、概ねこのような木菅が見えます。

「青黒檀」も、全くないという訳ではないのですが、有っても小さかったり細かかったりで表面は、ご覧の通りとても滑らか!スベスベのピッカピカでございます。

2年前に比べると、かなり落ち着いてきましたが、まだ35万円のだるま札の真っ黒さ加減には、まだ足りない気が致します。
さらなる真っ黒さを目指して青黒檀だるま札の再チャレンジはあるのか!?
どんどんチャレンジして、木取り出来るようになれば「青黒檀のだるま札」できるでしょ!?
と、思われる方も多いのではないのでしょうか。

はい、通常ラインナップの5ミリ厚でも、半分くらいは形にならず処分している状況。

割れ裂けの少なそうな部分を見つけて7ミリ厚にチャレンジしても、茶色味だったり、柾目の放射模様が出ていたりと思うように木取り出来ないことが普通です。

実は、この青黒檀の個体。
続けて仕入れた3本目の個体で、前の2本は茶色味が濃く通常ラインナップにも使えるのか、使えないのか、

こうして、空気に触れるようにして乾燥させている訳でして、

乾燥させることにもなりますので、黒さは増しても細かいクラック、割れ裂けは増えていく可能性はある訳でして、、、

さて、今回の個体!
表面上は黒そうでしたよ。

チョークでの記しは年輪の向き、なるべく本柾目にならないようにカットする方向を見つけていきます。
片側は、木の外側になるので、こうした荒れた感じです。

この時点で厚みを指示するのですから、表面から見て良い状態でないと7ミリ厚にチャレンジしようとは思えません。

と、いう訳で、
幅も大きくありませんでしたから、今回は5ミリ厚のみ。
鋸目の分、目減りしますので、実際の板材はこれだけ。

・・・こんなに大きかったのに、、、質量は約5分の3程になっちゃうのです。

でもって・・・
一部、真っ黒い部分もあれば、半分近く茶色いぞ!

この辺は黒さが出ておりますが、クラックもあり大きな木取りには程遠い材料です。

白太の横は、割れ裂けは少ないようですが、やや茶色味が強そうで何年寝かせば使えるようになるのでしょうか。。。

どの木も表面をふき取ってから、

大部分は即戦力にはなりませんが、一部に真っ黒い部分がありましたので、いずれは色味も落ち着き黒く落ち着ていいくものと信じて保管をいたします。

青黒檀のだるま札!の販売は!?
かなり黒さも安定してきましたが・・・
数も多くある訳ではありませんし、

もう少し寝かせて黒味の安定を試みたいと思います。

まずは、干支みくじ札ROYALの1等、選択肢の一つとしてご案内を致します。
ちなみに、昨年の一等の方は「青黒檀だるま札」をお選びになりました。
極稀少な『紅木の栃』もありますから、当選されても迷うかもしれませんね。
青黒檀だるま札が大当たりの選択肢にある『干支みくじ札ROYAL』
このブログを記載した12月22日の時点で、ROYALあと4木のご案内でございます。
本年より限定10木~15木に増やした増量分、木数ごとに当選が増える方式でございます。

12月22日(月)現在11木の販売でございますので、2等が増えました。
さらに13木、15木完売でさらに本数や選択肢が増えることになっております。
今のところ、「青黒檀だるま札」をお求め頂く手段は、こちらの「ROYALくじ」のみでござます。
完売に満たなくとも抽選はいたします。
令和8年1月19日 午後7時頃~ ライブ配信映像にてInstaglam、Facebook。
限定15木、あと4木。
皆様のチャレンジをお待ちしております。
⇒干支みくじ札ROYAL限定15木
△素材 について深~ぃぃ
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