浅草鳥越
名入れ 彫刻木札専門店
代表職人芳雲の木育て日記

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2013年11月2日(土)

監視対象樹種と認証制度

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絶滅危惧種の国際的な商取引を規制している
「ワシントン条約」。

パンダなどやゴリラなどの生物や
象牙やワニの皮や孔雀の羽、その製品などもこの「ワシントン条約」で規制されております。

その条約の「附属書」のランクにより、規制の重さが変わります。

当店でお取り扱いのある樹種の中では

・ブラジリアンローズウッド「附属書1」
・ペルナンブコ「附属書2」
・マホガニー 「附属書2」

jacarandapernambuco_nmahogany_n

そのほか知られている木と言えば
世界で最も重い言われている

・リグナムバイダ 「附属書2」

などがあります。

附属書1:に記載のある樹種は、

絶滅の危機にさらされている種であり
取引によって影響を受けており
また、受けることのあるもの。

附属書2:に記載のある樹種は、

絶滅が危惧されており、商取引が規制されているもので
輸出業者は、輸出しようとしている木材が
輸出国の許可のもと、持続可能な方法で産出されたものである
という認証を受けなければならない。

と、あります。

「ワシントン条約」が一番有名!?
と、いう訳でもありませんが前記条約は、
商取引を規制する条約であるためによく耳にします。

また、ワシントン条約以外にも
「国際自然保護連合(IUCN)」が絶滅危惧種や危急種、
いわゆるレッドリストとして認証している木材などもあります。

この中に、皆さんのさらに良く知っておられる

エボニー・・・

いわゆる『 黒檀類 』も指定されております。

黒檀3種

大人気の黒檀???

でも、そんな貴重な木材を売っている!し・・・

実際に流通もしております???

フダヤドットコムにもあります。。。

では、これらの木材をどうして手に入れたのかというと
過去の蓄積か再生された蓄積からのどちらかしかありません。

凄く昔から輸入してあったものか、古い家具や住宅などからの
再利用ということになるのです。

そうです。

一度使っても、綺麗に使われていれば木は再利用できるということ。

木札やその他の小さい木工製品などは
その最終形ということになるわけです。

そして、これらの認証制度などは、
一定期間ごとで、その状態により変更されます。

良い状態になれば解除もされますし、
状態が悪くなればさらに重い規制にかけられるということ。

また、最近では乱獲を防止する意味で
予め人気の出そうな樹種などを指定して保護しようとする
動きもあるようです。

しかし、木の特性から考えますと
そうした木材達は、すぐれた特性を持っているから
乱獲の目に合うということも言えるかと思います。

決して煽るために申し上げているのではなく
きちんとそうした木材や絶滅しそうな自然があるということを
意識して携わっていきたい!ということです。

 木材製品を取り扱うものの責任として
ただ、珍しいと販売するだけでなく、
こうした側面もしっかりとお伝えし、
またさらに今以上に勉強を怠らず情報をもって発信することで
自らも戒めて使用し、皆様にお使いいただきたいと考えております。

認証制度など、まだまだ書けそうですが
今日はひとまずこの辺で。

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