木は自然の産物でありますので、時々ではもちろんですが、同じ木でも部分により色味なども違う事は当たり前のことです。
だから、お木様(おこさま:木札)を形作る基でもありますので、必ず自分の目で見て仕入れを致します。
自然素材ですから、外見は良くても割って見ると思わぬ荒れがあることも・・・
しかし、自分の目で見て足を運ぶからこその良い事もあります。
たまに、こうした極上の素材と出会ったり、限定販売できそうな珍しい木種に遭遇することがあるからです。
希少価値も高い「高級な三味線の棹」にも使われる『紅木(こうぎ)』。
その中でも、縞杢のでている最上級の素材がありましたので思わずゲット~
両手で握れるサイズの小さな木片ですが、こんなに良い状態の『紅木(こうぎ)』を見るのは初めてです。
ピンクアイボリーも、数年ぶりに大きな素材を木取りできそうな良材に巡り合えました。以前、数個だけ木取りできたのですが、すぐに売り切れてしまい・・・
「ピンクのだるま札」 残っていませんか???
何度、聴いた事でしょうか・・・
その後、約2年の月日を経て出会えたのが今回。とは、いいましても木片の全てが良い状態ではなく・・・一番いい部分をだるま札のサイズが取れる厚みに調整をしていただきました。
また、以前に木育て自慢の賞品や家紋札の極選素材として販売したアフリカブラックウッドも2色に木取りできそうな部分と出会うことができました。
今回は、何と言っても人気のだるま札の厚みで少しずつですが木取りできたことが素晴らしく、少し興奮気味です!!!
さくら材も、12年前は行けばある素材だったのですが、
近年、良材は減っており、常にお願いをして好みの色味があったら手に入れておかないと次には見つからない事も、度々でてくるようになりました。
青黒檀も少し到着しましたが、
やはり・・・割れ、裂けとの戦いは終わりそうもありません。
青黒檀のだるま札が木取りできるような素材があったら!
と、常にお願いしておりますが、、、あったら僕が欲しいぃ~~~!!!(笑)
それほど、ひび割れや裂けが多い素材、木取りできるならしたいんです。。
と、云う訳で、遅い夏休み明けも、お陰様でご依頼を頂戴しており、昨晩も遅くまで製材して、
今日は、お休みですが、この小っちゃいやつを工房で彫刻しております。
そして!年末年始恒例の干支みくじ札の準備も、着々と進んでおります。
えっ!?
さっきの限定レア素材はいつ発売するのか???
さて、、、いつも、ここからが時間がかかる(笑)
多分、夏頃までには準備できればと、心の中のつぶやきでした。。
▲木 の こと
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