浅草鳥越
名入れ 彫刻木札専門店
代表職人芳雲の木育て日記

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2019年1月11日(金)

「神は細部に宿り給う」江戸職人の心意気を胸に木札で世界平和!?

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 鏡開きの1月11日、平成己亥年初のブログ更新、本年もどうぞよろしくお願い致します。

「神は細部に宿る」とか「神は細部に宿り給う」といわれいますが、江戸の職人の心意気を表する言葉とも言われます。

とんど焼きの跡が残る氏神様 鳥越神社へ新材入荷のルーティン

神社にお参りに行ったからといって神が宿るとか、そういう意味ではありません。

今日も、いつものルーティンで暮れに届いた新材を持って氏神様にお参りに行った訳ですが、

氏神様に仕入れた木材を持ってお参り、フダヤドットコムのルーティンワーク

「神は細部に宿る」とは、どういう江戸職人の心意気かと言いますと・・・

当時は、現代のように「 モノ 」が溢れていませんから、一つの「 モノ 」を大切に使ういうことが、当たり前でありました。

第10回木育て自慢大賞大賞受賞作品

 元々、「 モノ 」には心はありませんが、「手作りのもの」には作り手のぬくもりが伝わり、作り手の、いわゆる職人の魂が宿ると考えられていました。

フダヤドットコム蒲生芳雲の製材のシーン

一つ一つ手作業ですから、仕上がりの表情も一つ一つが違ってきます。

手作業による芳雲の木愛の手磨き製材

 買い手は、その中から自分にあったものを吟味して選びます。

自分に合ったものを選ぶ木札の楽しさ

だからこそ愛着を持って長く使い、贈り物としても職人の魂と贈り主の心が伝わるからこそ、一生ものと大切に使ったのです。

職人の魂がこもった一生もの 木札

作り手への敬意、モノに宿る神様への感謝が込められた物だからこそ!大切にしようという気持ちになるということなのです。

象嵌木札本黄楊 龍

それが、どうして世界平和に繋がるのか?

大そうな!!!と、自分でも思いますが、木札を作りながら、いつも、こんなことを思っています。

木札で世界平和を願う蒲生芳雲

国と国、地域、人種の違いはありますが、人間である以上、自分以外の人と関わる最小の単位は「家族」ということとなります。

家族でお揃いの木札

そして、友人だったり親戚だったり恩師だったりと、生きていくことは人との関わり合いでもありますので、その単位は、地域、人種、国、と大きくなるに従い、自分の意思がだんだんと届きずらくなり、奪い合いや戦争が始まるのではないか。

皆でお揃いの木札で平和を願う

しかし、その一番の源、原点は「家族」「親戚」「友人」、この一つ一つの小さい単位が仲良くなれば、、、

翻って、仲は良くなくても理解することができれば、戦争や紛争は起こらないのでは!?と考えるのです。

木札で世界平和は大げさか?

木札で世界平和!
大げさかもしれませんが、木札を手にした瞬間に愛着をもってもらえれば!

絆が笑顔となって繋がっていけば、世界平和も叶うのではないか!?

彫刻にもこだわります名入れの木札

その為には「神は細部に宿る」という江戸職人の心意気を忘れられずにいようと平成最後のお正月に新たに誓うのでありました。

喜ぶ笑顔のために、正直で真っすぐなものづくり!をさらに極めてまいります。どうぞ、本年もよろしくお願いいいたします。

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