このブログ記事の題名が長くて申し訳ありません。
しかし・・・これでも端折ってご紹介しておりますので、余すことなく書かせて頂きます。
丈夫で安全で長持ち!木の温もりや癒しの力を存分に感じられる木札でありたい!
それを追求した結果!!!
『塗装を一切せずに丁寧に磨き上げた無垢の生木で作られた彫刻木札』に辿りつき、これからも蒲生芳雲が「究め目指していく木札」なのでございます。
なぜなら!
自然のありのままで、塗装などせずに綺麗に磨き上げるだけで、こんなにも光り輝いて綺麗に見えるのですから!
確かにライティングはしておりますが、木が持つ本来の質感を引き出すと「反射するほどに輝いて」見えるということです。
残念ながら・・・手で触れた感触と重量感はお伝えできませんが、木の質感は何となくでも感じて頂けるのではないでしょうか?
職人芳雲が作る彫刻木札は、縁起の良いことや験担ぎ(げんかつぎ)を多く取り入れた作りを目指してきたことは、これまでのブログで記してまいりました。
加えて、仕入れから制作工程なども詳細にご説明してきましたが!?
はたして!!!
手にする木札自体は「どんな木札?」なのか!?
手にする瞬間のために・・・
何をお届けしているのか?
一番肝心なところをお伝え出来ておらず・・・ただただ自分なりに出来る最高の木札を目指しつつ、、
苦節17年、ようやく言葉にすることを得たのが冒頭の強調のこの文言。
「丈夫で安全で長持ち!木の温もりや癒しの力を存分に感じられる木札を追求した結果、『塗装を一切せずに丁寧に磨き上げた無垢の生木で作られた彫刻木札』に辿りつき、これからも究め目指していく木札」
なぜ?
『無垢の生木で作られた彫刻木札』なのか?
それには、相対する「塗装した木」=すなわち塗装の事を書かなくてはなりません。
木の塗装には、変化なくコーティングする仕上げの塗装もあれば、手書きなど漆や墨なども塗装の1つと考えられます。
誤解なきよう!
決して塗装自体を否定する訳でなく、家具などへの適材適所の塗装は必要不可欠であり、一方で塗装は木に膜を作ってコーティングすることであり、技術開発による浸透させるような塗装も、木の自然的な一部分を無くすことで補強を重んじる工程であると考えます。
背面のテーブルは塗装された木ですが、無機質な均一であり、「木の温もり」や「木の個性」を感じるということはありません。
装飾的な観点から見ますと、いつまでも変わらずピカピカと光っているかもしれませんが、はたして木が持つ本来の温もりや癒しの力を感じるのか?というと疑問が生じます。
また、漆塗りなどの手書きも趣があって良いと思うのですが、「 丁寧に優しく使うことが大前提 」であり、異物との過度な接触による『 部分的な剥がれは、極度に見栄えを損なうばかりか肝心な文字などが判別できなくなる 』ことがございます。
一方で私共の彫刻木札は表面的でなく、一定の深さで彫り込む凹凸がありますので、多少の擦れがあっても傷はつきますが、消えたり剥がれたりすることはなく、よほど押しつぶされない限り文字が判別できなくなることはありません。
さらに筆では表現しきれないような細かい部分まで再現できるのが特徴でもございます。
また技術開発による浸透させるような塗装の場合、触れたときの感触は生木に比べると温もりを感じる度合いは低く、使い込んでの味わいの良さも自然のものとは違う違和感を覚えるのではないでしょうか。
いずれにしても良い意味で「意味のある塗装」であれば良いのですが、手間を省いたり、欠点をごまかしたりする意味合いの塗装だとしたら・・・
『負の想いや悪い考え方が木札を通して伝わってしまう』と、私は考えるのであります。
もう1つ油分の浸透ということがあります。
日本で古くから使われている「櫛」には黄楊(つげ)の木が使われますが、使い始めから色や手触りが落ち着いて見えるのは、細い形状を安定させるために予め油分を浸透させるからです。
椿油などの自然由来の油が使われ、木札にとっても味わいが出て良いことと思いますが、木の風合いや味わいという意味では経年変化を進めているとも考えられます。
しかしながら「新品の木札」が経年変化の落ち着いた状態であるよりも、
生の木から自分自身が触れ、
自分自身と同じ時を過ごし、
自分自身の油分が浸透し、
自分自身と共に歩んだ変化成長の過程が刻みこまれていく様が自然ではないかと考えるのでございます。
私共で扱う彫刻木札=提げ札として使われる「木札」は、首掛けネックレスやストラップとして身近で触れる機会も多く、
鞄、バック等の提げ札としては過度に消耗を余儀なくされることが想像されます。
だからこそ!安全で丈夫で長持ち!さらに、木の温もりや自然の癒しの力を感じる木札でありたい!
それを追求した結果、『塗装を一切せずに丁寧に磨き上げた無垢の生木で作る木札』に辿りつき、これからも蒲生芳雲が「究め目指していく木札」なのでございます。
自然の魅力を存分に感じられる木札。
丁寧に磨くだけでこれだけ綺麗に輝いて見えるのですから!
それには、文字の配置や彫りのバランスはもちろんのこと、それぞれの素材に合わせた磨きの質や工夫、さらに個体差の激しい自然素材の厳選がおのずと必要になってくるのでございます。
ようやく、全てが繋がった!
[素材の厳選]から[様々な験担ぎを取り入れた製造工程]まで、まだご覧になっていない方は、この機会にぜひご覧ください。
★芳雲のルーツ.想い
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