「青黒檀のだるま札は、やっぱりないんですよね?」
本日も、お問い合わせを頂きました・・・
以前にも記事にしました通り→出来るなら作りたい!青黒檀のだるま札 なのですが、の前に、
秩父の夜祭出張など、お世話になっております「林家たい平師匠」が24時間マラソンにチャレンジします。しっかりと応援したいと思います!
さて、話を戻しまして・・・
どれだけ割れ裂けが多くロスがでてしまうのか、特大サイズ(約2cm×6cm×5mm)の製材をしたので、その様子をご覧いただければと思います。
特大サイズは『約2cm×6cmで厚みは5mm』で、ロスなく取れれば35木分の量になります。
この時点で、既に長さにバラつきがあるのは、この幅にする時点で割れ裂けを省いているからです。
あっ、もう大きな裂け目が見えます。
この位は、あたり前ですので気にせず製材をしてまいります。
青黒檀の英名は「グリーンエボニー」。
製材中は、磨いて削り出たキリコが緑の色を放っております。
まだ仕上がりの黒さには程遠いですが、
徐々に磨き上げていきますと!ご覧の通り、文字彫刻前の磨きはこの位まで仕上げます。
そして、既定の長さにカットする訳ですが、軽く水分を含め拭くことで割れ裂けの場所をチェックします。
それから、割れ裂けを省きながらカットしていく訳ですが、
時には、断面から不良な部分が出てくることも・・・珍しくありません。
こうして、ようやく形になって使えそうなのは23木。
手前は、この大きさでは形にできなかったロスの分。
35分の23は、大、大、大の上出来で、気分が良い感じです。
しかしながら・・・その内、3木は茶色い色味が強いのでアウトレット行きに決定です。
いつもは、質量の半分くらい木取りできれば良い方で、さらに小さいサイズにできものは木取りして、なるべくロスは少なくしているのですが、その前の幅にする時点で相当量のロス。。
既定の幅に揃えてからも、きちんと形になるまでに、この位割合で目減りしてしますのです。
木の性質上どうにもならないので、何とか向き合って切らさないよう手配をしてまります。
割れ裂けではなく、色味によるB品アウトレット(店舗限定)も開催の予定ですので、また、改めてご連絡をいたします。
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