浅草鳥越
名入れ 彫刻木札専門店
代表職人芳雲の木育て日記

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2016年5月19日(木)

スネークウッド豹柄札を磨き直してみた

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長年連れ添っているスネークウッド豹柄札のみりょう札。

光沢もでていい味になってきたな~~~

ん!!!

細かい傷がたくさんありはしませんか?

01傷だらけスネークウッドみりょう

確かに・・・

普段、金属の金具があたるお木様(おこさま:木札)達と一緒につけてます。

02金属とあたる位置に

これは、これで成長の証であり味なのですが・・

やはり光沢の良い素材なので、深めの擦れ傷は特に目立っちゃいます。

03傷だらけスネークウッドみりょう

全体が擦れていれば、それなりに見えるのでしょうが、当たる個所は大体同じようで何となく汚くみえちゃう。。

・・・文字の面にも深めの金属と擦れた跡が、、、

04傷だらけスネークウッドみりょう

そうだ!

思い切って磨き直してみよう!

ざざん!!!思い切りましたね~

05裏面も思いきり

若い色がでてきた~

側面は、光沢が残ったまま・・・えいっ!

06側面も磨いてみた

側面、両方いきまいた~~~

さて・・・文字の面だけ光沢を残しておくか・・・否か、、、

07表面は・・・どうしよう

削り過ぎないように!

いっちゃうよ~~~

08思い切って削っちゃう

おっと!!!

模様が復活??? 大柄だけど、結構、豹柄蛇紋が出てたのねん

09 こんなに模様があったんだ・・・

文字の彫刻面も、

10 削りすぎず文字も残った

文字が消えずに細かい傷は取れたようです。

側面には、売り物に出来ず自分用にした理由の細かいクラック(裂け目)がでてきました。

分かります? 中指の方が面に近く、ななめに小指の方へ、

11販売品にならなかった理由もみつかる

すーっと細い筋が、あるんです。。

使い込むと目立たなくなって、しかも、そこから割れている訳ではない。

それなら、大丈夫なんじゃない???

って、思いたい所ですが、新品にこの裂け目があると結構目立つので、やはりB品ではなくお蔵入りしかありません。。

さらに、番手を下ろして磨いていくと・・・

12ヤスリの番手を落として磨く

おおぉ~だいぶ、木目がみえてきました。

13ヤスリの番手を落として磨く

ここまでくると、さらに磨くとどうなるのだろう!?

って、気持ちになります。そして、

彫刻面の木目も分かるようになってきましたよ。

14 文字入れ面の模様もかなり見えてきました

フダヤドットコム、芳雲の木愛磨きは!

まだまだ番手を下ろして磨き上げます。

15 さらに番手を落として磨くと

ペーパーだけで、この辺りまで磨き上げます。

16さらに番手を落として磨き上げました

かなり、仕上がりました。。。

しかし、しかし

ここからが芳雲の木愛磨きの真骨頂!!!
仕上げ磨きに入るのですが、、

作業工程は企業秘密・・・
お伝えできるのは、
この後何行程磨くかというと!

4工程の磨きをします。すると・・・

17ここからが芳雲木愛の磨き

塗装は、いっさいしておりません。
油分なども加えておりません。

手作業で磨いただけです!!!

18 芳雲木愛の磨きでご覧の通り

かなり復活しました。

しかし彫刻面は、それほど深い訳ではありませんので、

こうした完全リニューアルは、度々はできません。

19側面もほぼ新品

側面も、かなり元の木目が見えてきました。

1つ、ご注意いただきたいのは、全ての素材がこうした磨き直しに向く訳ではないということです。

20こちらの側面は、模様も出ていた。

スネークウッドや黒檀系の堅い素材は良いかと思います。
さくらや黄楊などは、木の質からお奨めいたしません。そのまま、お木様の成長をお楽しみになった方がよいかと思います。

21この大きさ目立ちます。

せっかく磨き直したので、新調した合切袋につけようと思います。

この大きさだとかなり目立ちます!豹柄蛇紋もでていいですね。

21 この大きさなら存在感たっぷり

あれ?

一番大きい「みりょうサイズ」は、根付紐が回らないんじゃないの?

そうです。
普通の根付紐は短くて取り回しができません。

どのように取り付けるのか、答えは次のブログで!!!

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