本年は6月11日12日に開催予定されている我が氏神様、鳥越神社のお祭り。
今日は、毎年この時期に行われる「鳥越神社祭礼御本社神輿の順路調査」が行われました。
都内一といわれる御神輿の大きさを誇る鳥越神社の千貫神輿。
御本社神輿が通る順路は毎年かわりますので6月のお祭りに向けてその大きな御神輿が狭い道を通れるか?角は曲がりきれるのか?ガラスなど危険な場所はないか?などの下調べを管轄である警察署の方と共に行います。
例年ですと、いよいよお祭がはじまるぞ!と盛り上がる時期でありますが、各個人一人一人の心の中は揺れているようであります。
話の節々に
「こんな状況なのにお祭騒ぎ?やってられないよ!」
一方で、御神輿ってさ・・・
年に一度、病気や怪我や歳などで神社へお参りに行けない方のために氏神様がまわってきてくださる。
「こんな時だからこそ!ってのもあるよね!」
同じ人の口からも交互に出てきたりします。
台東区の近隣ではゴールデンウィーク明けから6月にかけて多くお祭が行われますが、5月の最初の頃のお祭は中止を決定したものもあるようです。
どうなるのでしょうか?
日本全体でも「自粛」「不謹慎」「経済活動」のハザマで意見が割れているようです。
そこで、この機会に冷静にお祭りを1つの経済活動として考えてみました。
1つの町会単位でみましても「準備の諸会合での飲食」「各家庭でも人を迎える飲食の準備」「遠方から担ぎにきてくださる方の移動にかかる費用」「担ぎ手のお弁当や飲み物用意」「子供達へのご褒美のおやつ」「近隣飲食店の運営」「お仮り屋の設置」「御神輿の組み立て」「お疲れ様の飲食」などなど考えましても、1つのお祭りだけでも物凄い額の経済活動になります。
まつりごと神事などは、物差しなどではかることははばかれ、ましてこの大変な有事にお祭りの話し自体が不謹慎という方もいるかもしれませんが、お祭りもただのお祭り騒ぎだけでなくこうした経済活動の1つになっています。
お祭りを自粛して、その分のお弁当やお菓子を被災地へ送れば!
ですが、お祭りは地元有志の寄付金で成り立っていることがほとんどです。
お祭りがなければ、この寄付金もありません。ではお祭りの寄付金を、被災地への義援金として集めて送れば同じということなのでしょうか?
この震災により東北地方の経済は一時止まってしまいました。まだ何とか機能している東京近郊も自粛自粛で飲食店などは悲鳴を上げている状況のようです。自粛により経済を止めることは遠くまわって震災復興へのスピードを遅らせることにもなります。
そうは言っても、この予断を許さない状況にかわりませんし安全もとても大切なことです。この先お祭りが無事に開催されるかはわかりませんが下町からの元気なエールを送ることも、できるとこの一つと思いつつ、地元の活動として協力してまいります。
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