浅草鳥越
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2015年6月12日(金)

四神が乗っている珍しい鳥一(旧西鳥越町)の神輿、組み立て

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蕨手の上には小鳥が乗っている事が多いですが、

幣町会神輿、2基の内の1基、旧西鳥越の御神輿は四神が乗っております。

東から青龍、朱雀、白虎、玄武。

蕨手の上に立つ四神、かなり珍しいと聴きます

 西の大人神輿の方がとんぼ(神輿の横向きの棒)が少し短いので、フダヤドットコム前の細い路地もギリギリですが通して頂けます。

もう1基の大人神輿と隔年で出しておりますので、フダヤドットコムの前を大人神輿が通るのは2年に一回。今から4年前、三十数年振りに通していただいてから3回目となります。

01.鳳凰を乗せる前

まず、鳳凰を屋根の上に載せる前に、力綱と化粧綱の基の部分を組みます。

02.力綱、化粧綱の基を組みます

鳳凰を乗せてから、本棒を通しウマに乗せてから本格的な飾りつけなどが始まります。

03.力綱、化粧綱を屋根に仮置き

その際に、綱は屋根に仮置きしておきます。

04.鳳凰を乗せます

力綱で屋根を固定しますので、その下準備。

05.力綱を棒にしばります

本棒ととんぼを固定してから力綱を固定し、

06.力綱をしばりました。

ソエの棒を縛っていきます。

07.ソエ棒もしばり

これで、おおかたの形は出来上がりました。

08.カン!カン!って、出来てるし~

って!先輩!もう組みあがってますからぁ~(笑)

さらに、銅綱を回し固定、力綱、銅綱を晒で化粧いたします。

09.銅綱を巻いてから、

続いて瓔珞を取付けて、社紋である「七曜紋」の鏡を取付けています。

10.力綱、銅綱に晒を巻いて化粧します

内側の取付が終わってから、次は化粧綱を飾ってまいります。

特に、決まりはないので毎年、毎年、この方が格好いい!!!
とかとか、ここからが時間がかかってしまいます。

11.化粧綱を巻いて整えます。

ちなみに、もう1基の町会大人神輿とどこが違うのか?

一番分かりやすいのは屋根の色と形。

遠目ですが「屋根の色が黒で、吹き返し=屋根の軒が、横に真っ直ぐ」なので違いがお分かりいただけると思います。こちらは、蕨手の上に乗るのは「小鳥」です。

もう1基の2番黒の御神輿
鳥越1丁目大人神輿2基の内の2番黒

もちろん、色々な付属も含め全部違うのですが!
とんぼの長さが、ちょいと長くフダヤドットコムの前は通れません><

さて、西鳥越町の神輿に戻りまして、鈴も立つように取付します。

あっ!猪目(いのめ:日式ハート)~

12.鈴など飾りを取付けます

そして、お待たせしました。四神を配置します。

御神輿を中心に

右肩の後に「北の玄武 (亀)」
右肩の前に「東の青龍 (竜)」
左肩の前に「南の朱雀 (鳳)」
左肩の後に「西の白虎 (虎)」

西の白虎北の玄武
神輿象嵌木札 黒檀
南の朱雀東の青龍

正面から見るとこんな配置・・・

ん?虎!鳳凰!龍!何か足りない?

象嵌木札 虎象嵌木札 鳳凰象嵌木札 龍

冒頭にも書きましたが、西鳥越の御神輿はフダヤドットコムの前も通過します!だって、元は西鳥越町ですから!!!

フダヤドットコム前での渡御

来年は、黒の町会神輿、ミニ御本社の様相ですので、フダヤドットコム前の渡御はありません。

覚えていたら・・・黒の神輿の組み立ての様子も記してみようと思います。

おりゃ!おりゃ!

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