どんな言葉で職人魂に火を付けられたのか?
想像しながらご覧いただければ幸いです。
先日は⇒へびが出た!?訳ですが・・・
今日は馬が出た!!!(笑)
午年の方、商売繁盛を願う方!
お1ついかがでしょうか?
と、いう話ではなくて~~~
こちらも、色々とデザインを考えて・・・
やはり「駆け馬」は「朝日」との組み合わせ!
決まり物は、決まり物の王道で!
しかし、普通に右向きに進むのは面白くないので、
左向きで縁起の良い「左馬」~の中でも、背景の大きさやバランスを微妙に変えて試します。
その中から、
これだ!!!ってのを選んで銀細工を埋めこみます。
上の画像のように、『落とし込み』を作ってから嵌め込みます。
ね!綺麗でしょ!!!
って、今日のお話はこれからが本番です。
この駆け馬の銀細工ですが、パットみ同じように見えますが!!!
よーーーくご覧いただくと、微妙に形状が違うのです。
そこで二つの銀細工を見比べてみます。
こちらは、丸くすっきりしておりますが、
下の本黄楊は、オマケがひょィっ!と出っ張ってます。
見えますか~~~? 先のトンガリ!
抜型という、型を使って同じように輪郭をくり抜くのですが、この大きさですと微妙に曲線が違ったりしてしまいます。
口元にちょっと、余分に肉がついているかいないかの差ですが、表情が個性となって表れているような気もしております。
同じ作業で抜き取っても、これだけ違うんです。
さらに、入り組んだ脚の内側などは、1つ1つ手作業で切り抜きますので!
こちらは、スッキリしていますが、
下はギザギザしているのがおわかりでしょうか?
全く同じように見えますが、1つ1つ表情が違うのです。
???
1つ1つ違うという事は!?
銀細工を逆に入れ替えてみると!
もちろん、落とし込みに入らない・・・
口元は隙間が大きくあいて・・・
角度を変えてみると、後ろ脚の内側にも隙間が・・・
黒檀の方は、口元がはみ出して、
その分?尻尾がブカブカ・・・
キッチリ嵌って(はまって)いないと、何だか間抜けな感じがしてしまいます。
逆に載せて正面から撮りました。パチリ
だったら落とし込みを大きめにすれば!
と、象嵌木札を作り始めた頃に試作を作って、知人に見て頂きました。
知人:
かっこいいね~!この龍!!!こんなの見た事ないよ~
でもね、細かい事を言って本当に悪いんだけどぉ、、、
この隙間にホコリが入っちゃうのが気になるんだよね~
同じように見えても、銀細工は微妙に形状が異なるため1つ1つ丁寧に輪郭取りをしなくてはなりません。
そして、販売開始時の象嵌木札の触れこみは!
隙間なく、純銀細工を埋めこんだ!
純銀製象嵌木札の誕生秘話でした。
現在のラインナップ⇒純銀製象嵌木札
「馬」と「へび」もございます、そして・・・
象嵌木札:純銀細工を隙間なく木札に嵌め込む職人技
1.職人魂に火をつけられた一言!
↓ ↓ ↓
2.純銀細工の象嵌は落っこちないの?
↓ ↓ ↓
3.1つ1つ銀細工の形は同じじゃないの!?
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4.象嵌木札の銀細工が出来るまで(1.金型を彫刻する)
↓ ↓ ↓
5.象嵌木札の銀細工が出来るまで(2.嵌め込む銀細工の形に)
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