浅草鳥越
名入れ 彫刻木札専門店
代表職人芳雲の木育て日記

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2019年11月8日(金)

稀少レア木札の素材からみるアマゾンの現況

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 昨今の異常気象・・・地球さん、やっぱり少し熱すぎますか?

フダヤドットコム SDGs 何ができるのか?

 フダヤドットコムのラインナップの中に国家間の移動を制限する国際的な約束、「ワシントン条約」に記載されている木材を数種販売をしています。

代表格としては通称「ハカランダ(jacaranda)」として知られる『ブラジリアンローズウッド(学名Dalbergia nigra)』。

ハカランダ 名入れ 木札 木材

私達が手にするこうした稀少材は、規制がかかる前に輸入された素材が殆どで、また昨今ではワシントン条約だけでなく、様々な樹種を守る規制ができており、さらには正式な規制がなくとも国家間の流通が見られない素材も多くあります。

その代表格は「黒檀類」。

黒檀

こうした素材達がなぜ絶滅の危機に逢うのかというと、それは質感が良いからこそ乱獲されてしまうということなのです。

超高級素材として知られる「スネークウッド」。こちらはまだ規制はされていませんが、濃淡の濃い良材を近年お目にかからなくなりました。

スネークウッドの木札

自然の恵みを生業とする私達としても、稀少、稀少といって煽るのではなく、こうした現状に眼を反らすことなく併せ伝えることで、環境や種の保存について知って頂くきっかけになればと考えます。

また、木札の大きさからして木材を炭素として固定化し世に残す最終系の仕事でもある!と自負しますからこそ、素材の良さを惹き立たせるべく、仕上げや作りを極め続ける責務があると考えるのでございます。

ハカランダ 木材として最終単位の大きさの仕事 木札作り

こうした木目や質感の素晴らしい素材はアマゾンを始めとする中南米の素材が多くあることから、微力ではありますが「熱帯森林保護団体」というアマゾンを守るNPO法人様へ、当店でのイベント時などに協力をさせて頂いております。

熱帯森林保護団体の機関紙 あぱっさ

早いもので10年を超えて情報を頂戴しておりますが、最新号からの状況も含めて僕なりに近況つしてお伝えできればと思います。

アマゾンの情報 中南米原産ブラジリアンローズウッドとスネークウッドの木札

 情報誌を初めて頂いた10数年前は、アマゾンを守るべく植林事業を中心にしていたと記憶にありますが、宅地開発など近代化への恐るべきスピードが進むにつれ、先住民であるインディを守ることが森林破壊を防ぐことに繋がると、植林の他に先住民の教育や経済的自立の支援にも力を入れるようになったと感じます。

アマゾンの自然は残念ながら経済発展の犠牲となっているようで、彼らの目には「ブラジル政府が計画的に森を切り売りしている」ように見えており、もはや、自然を維持することは手遅れだと、、、

しかしながら少しでもそのスピードを緩められるよう先住民の支援に尽力されている姿に共感を覚えます。本当に微力ではありますが、これからも何らかの形で協力や紹介をしてまいります。

そして、私にできること!
わずか数センチ四方の小さい木札ではありますが、自然の産物を生業とする業者としてこれからも忘れてはいけない事と自負し精進いたします。

自然様、いつもありがとうございます。
これからも大切に使い、自然の温もりを感じて頂けるような仕事にしてまいります。

ブログを書いている芳雲のいるお店→フダヤドットコム
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頑張れ日本!リーチマイケル 当て字の木札
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