贈答用としてだけではなく、個人様の大切な時の1つの保存用のケースとしてもご利用頂いている桐箱。
桐箱の側面の片側に「刻印」を施しておりますが、蓋をしますとピッタリと文字があうよう、出来上がった箱に刻印をしている訳ですが!
片側だけで、反対側の側面には刻印をしておりません。
なぜ片側だけ?かというと、箱の向きがあるからです。
贈答用として大切なものという意味合いもありますが!
【桐箱入 (1木用)】
「生まれた時の[ヘソの緒]」の保存箱として知られる通り、装飾性以外にも適度な密封性と防虫効果があることが伝わっております。
◎桐箱の保存効果
・防虫
・防カビ
・抗菌
・温度(おんど)調節
・湿度(しつど)調節
・空気の浄化
・断熱
桐箱は、自身が腐りにくいだけでなく適度な密封性を保てる素材ですが、木質は軽く柔らかいため木札としては不向きでありますが、防虫効果から保存用として着物箪笥にも使われ、また、装飾性の良さから贈答用のお包みとして重用されるのであります。
箱自体は軽いので、箱として大きくあっても、中身の素材を邪魔する重さにはならないのであります。
そして密封性が重要視されるのですから、蓋を反対に閉じたり、違う箱の蓋だったりすると、
閉じきるまで蓋が合わないようになっております。
中には『蓋が合わさる』ところまで合ってしま場合がありますが、完全にピッタリと合うことはなく、どこか歪な面が必ずあるのでございます。
この向きを間違わないために、片側に刻印がしてあるという訳でございます。
すでにお持ちの方は反対向きや2つ以上の桐箱をお持ちの方は、違う箱の蓋でピッタリ合うのかお試し頂ければと思います。
恐らく「合わない」か「閉じてもどこか段差ができる」と思われます。
ですから、ピッタリと合わせる為の『刻印』を施しているのでございます。
その桐箱セットの仕様が少し前より変わり、和紙包装からスリーブ状のケースをお付けしております。
桐箱の中はこれまでと変わらず、木札を薄紙でお包みし、木札虎の巻〔説明書〕は和風用紙の巻物、さらに木札の動きを抑える緩衝材を挟んでお渡ししております。
また、お渡し用の手提げ袋を桐箱にお付けすることとなりました。
慶事はもちろん、全体的に落ち着いた雰囲気のパッケージですので法事の返礼品としてもお使いいただけます。
贈答用はもちろん、ご自身用の大切な1つの保存用としてもお奨めしております。
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