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象嵌木札ができるまで
④ 型抜き
細工の周りの余分な部分を切り抜くには、銀細工の輪郭部分がすっぽり抜かれた雌型凹と輪郭のみの雄型凸、2つの「打ち抜き型」を使って打ち抜きます。
雌型凹の金型に銀細工を合わせます。
その上から雄型凸の金型をセットして打ち抜きますが、手作業では切断できません。
そこで型打ちプレス機に似た違うプレス機で「ドーーーンッ!!!」と一気に抜きます。
※画像は型打ち機でイメージのみを伝えています
打ち抜きますと圧力で周囲の余白部分が切断されました。
次に、脚の間を同じように打ち抜きます。脚には脚用の打ち抜きの金型が必要です。風神雷神様のように複雑な形状の場合は、必然数回に分けて行っています。形状的に一度で抜ききれず、個数や細工の形状・細かさによって打ち抜きを見極めています。
何千個、何万個という注文個数でない限りはこの様に数回に分けて打ち抜くのが主流です。
※技術的には一度で全てを抜く事も可能ですが、打ち抜き金型のコストが大きくなってしまい販売価格に悪影響するので採用していません
脚の細かい部分を抜くために雌型凹にあたりをつけて銀細工がズレないようにセットします。
このように一定に抜ける工夫を凝らしています。
再度、抜型を専用プレス機にセットしまして「ドーーーンッ!!!」と抜きます。
※画像は型打ち機でイメージのみを伝えています
銀細工 左から「型打ち後の銀細工」「周囲だけを抜いた銀細工」「細部まで抜いた銀細工」。このように銀細工は出来上がっていきます。
そして打ち抜き型もそれぞれのサイズや細かい抜きの箇所で用意してあり、それらを使い分けています。
※ 画像クリックで詳細がご覧いただけます。
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