浅草鳥越
名入れ 彫刻木札専門店
代表職人芳雲の木育て日記

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2019年9月26日(木)

レア木札のRareは何を持ってレアとなる?色々なRareについて

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レア素材のだるま札祭、第1弾の次はいつ?

続けて紹介をと思いましたが・・・
台風被害、謹んでお見舞い申し上げます。直ぐお隣でありながら未だ停電中の事もあり、気が進まずに少し時間が経ってしまいました。

それでも、先日、千葉外房勝浦のご贔屓様よりご依頼を頂戴し、その際にお電話で話したところ「屋根は少し壊れたけど、まぁ、みんな何とかやってますよ!」と、少しですが胸をなでおろすやり取りがありましたので、そろそろ、第2弾の紹介を始めさせていただこうと思えたのでございます。

だるま札祭 第2弾

「稀少=まれで少ない」を翻訳すると『Rare レア』。

どの素材も個体数的が絶対的に少ないことは云うまでもありませんが、何より装飾性に優れた質感や特徴を持っている素材だということ!

自然の柄とは思えない装飾性の良いスネークウッド木札 黒柿木札

だからこそ入手が困難でも色々な形に変わって私たちの傍でお供をしてくれているのです。

ただ個体数が少ないだけで、特徴もなく質感も冴えない樹であれば、こうして使われることも少なく、、、それは、乱獲を妨げることに繋がるのですが、

削ったばかりで磨いただけで、古木の様な重みと深い味わいのある樹であったり、、

新品でも古木の様な深い味わいを出す紅木のトチ だるま札 木札

奥深いこげ茶が甘い香りを放つだけでなく、さらに珍しい白い部分が紛れていたり、

ハカランダ木札 だるま札

 残念ながら・・・
実際の重量感や密度、手触りや本来の質感は、画像からではお伝えできませんが、こうしたレア素材は実際に手にすると何とも言えな独自に放たれる存在感が心を満たしてくれるのです。

鳥越店舗で実際にご覧になる方は口を揃えて!

極上スネークウッド木札 だるま札

『違いますね!何度も聴いちゃいますが、これ木?!ですよね???』

丁寧に磨くだけでこれだけ輝く質感を持っているからこそ、乱獲にもあったり、そもそも個体数が少なかったり、そしてレア素材の木札になっていくのでございます。

この前提があってこそのレアなのですが、前置きがかなり長くなってしまいました。色々なレアについて!
1.個体数が絶対的に少ない

ハカランダ木札 ブラジリアンローズウッド だるま札

何と言っても最初は「ブラジリアンローズウッド」。『ハカランダ』と言った方が名前は通っているかもしれません。

動植物の国家間の移動を制限する条約、ワシントン条約の最高ランクに記載されている絶滅危惧種です。

次の紅木(こうぎ)も、近年このリストに記載され国家間の移動が制限されている素材です。

紅木 栃 とち 木札

最初の木材の状態から古木の様な深みのある紅木ですが、中でも縞模様の入った「トチ」は装飾性にも優れているため珍重されますが「トチ」が出るのは、ほんの一部にしか出ませんので、さらに稀少性が高まるのでございます。

ハカランダは、これまでに2度ほど出合っていますが、紅木自体に出会ったのが1度きり、その1度で良質のトチに出会えたのはラッキーとしか言いようがありません。

2.柄の出方による装飾性の違い

自然から醸し出される木、どうしてこの様な模様になるのか、分からない事もまだまだ沢山あります。

黒柿 珠杢 木札 だるま札

この黒柿もどうしてこの様に黒い模様がでるのかは解明されておりません。

柿の木と言えば、かつてのゴルフクラブに使用されたパーシモンが思い出されますが、当店で一般素材としてラインナップにある「白柿」が国産のその木です。

黒柿 白柿 パーシモン木札

 白柿のお値段はそれほどでもありませんが、この黒い部分が濃く密集しますと「黒柿」となって一気に何倍にも価値が跳ね上がるのでございます。

柄でお値段が変わる!と言えば、この素材もそうでした!

スネークウッド 木札ネックレス

10年振りに良柄に出会ったのが平成最後の春・・・その後、数か月も経たないうちに奇跡的に出会ったこの素材を見逃すことはできませんでした。

スネークウッド自体が稀少な木でありながら、仮に100本のスネークウッドの内、柄が出るのは3、4本。それも全体に出る訳でなく一部にしか出なかったり、柄が濃い部分、薄い部分と漏れなく不規則なのでございます。

スネークウッド 木札 喧嘩札

さらに近年は、まだら模様の黒い斑点と周りの色の違いがハッキリした素材をめっきり見かけなくなりました。

さらにスネークウッドは、割れ裂けの多い素材で木を乾燥する時点でかなり裂傷を生じてしまう・・・

3.木の割れ裂けが多く木取りが難しい
はい、これが三つ目のレア素材の理由でございます。

このサイズの厚み大きさで木取りすることが非常に難儀な素材であるということです。

前出のスネークウッドも、かなり割れ裂けの多い素材ですが、さらに裂傷が多いのは!

そうです黒檀の最高峰として知られる「青黒檀」です。

二度とない青黒檀のだるま札

 半分に割った青黒檀の原木が写っていますが、成木でもこの程度の太さにしか成長しません。
これを木札の厚みに割って整えた時点でこの割れ具合。いかに、だるま札の厚みと幅を持った個体に木取りすること自体が難儀であることをご理解頂けましょうか!?

次の画像の下にある素材は、全て処分しなくてはならない割れの入った素材です。

割れ裂けの多い素材・青黒檀・スネークウッドの木札

レア木札、何を持ってレアと呼ぶ?最後に纏めてみます。

1.個体数が絶対的に少ない
2.柄の出方による装飾性の違い
3.木の割れ裂けが多く木取りが難しい

これらが、複雑に絡み合ってレア度も高まっていくのでございますが・・・今後、一生手に入らないと思っている素材もいくつかございます。

一期一会の自然素材。

あなたも1つは極レア素材「だるま札祭」

第1弾も、数少なめで売り切れも出ております。ご希望の方はお早目に!

第1弾 素材紹介ブログ紹介記事
1.神秘の木パロサント
2.キャラメル?チーズ柄?レースウッド
3.チョコレート?これも木?ビンロウジュ
4.歴史からの復活!数百年の埋もれ木 神代欅
5.ハワイアンコアのだるま札!もうないんですか!?

「だるま札祭=第2弾=」も⇒メルマガ読者の皆さん先行、さらに特典付きでご案内いたします。

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