浅草鳥越
名入れ 彫刻木札専門店
代表職人芳雲の木育て日記

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2018年9月28日(金)

信州上田~松代~善光寺、蒲生芳雲の目線

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 夏の束の間のお休みに、信州上田~松代~善光寺と、長野市内へ行くのは長野オリンピックの時以来か・・・20年振りに行った芳雲の目線で一緒に小旅行を!

まず信州上田と聴いて思い出すのは「真田一族」。

真田氏発祥の郷

『木が持つ本来の癒しの力と木の温もりを感じる手触り』を追求するため、無塗装による究極の磨き仕上げを目指す木札職人「蒲生芳雲」でございます。

木札職人の休日 真田氏館跡

 上田駅から無料のレンタサイクルにて菅平を目指し山を登ること約10キロ(笑)。

真田氏館跡に参拝し「1猪目」発見。

真田氏館跡の猪目

 しかし、この社には人がおらず、この神社の御朱印を頂くには・・・

山家神社へ5Kの道のり

後5キロ、菅平方面へ登るらしい。ここまで自転車で登ってくる人は、少ないと見た(爆)。

自転車の良い所は、実際の空気感を直に感じられ、また、沿道の作物などにも細かく目が届くこと。

花のスプリンクラーが真田六文銭だったり

真田六文銭のスプリンクラー

 20年前は、スキーに夢中で菅平高原へ良く通っていたが、当時「真田」の交差点は何も感じることもなくスルー。

そして「真田」の交差点を自転車で通過、感傷に浸りつつ下山、上田城址へいざ

上田城 真田石の前で芳雲

 「真田石」などの有名処も押さえますが、こうした櫓のフォルムなどを

上田城の櫓

お気に入りの角度を探して残してみたり、和風ハート「猪目探し」は

上田城櫓の猪目

状態化し「2猪目」。

真田神社にもお参りをしまして、わかり難いけど神社の額に「3猪目」

真田神社の額 猪目

 額には何となく目がいってしまいますが、これまた珍しい剣が装飾された額を発見

剣が装飾された額 小野派一刀流、神道無念流

小野派一刀流、神道無念流とか、時代小説にも出てくるな~とかとか思いつつ

真田神社の御神体を背に木に佇む芳雲

夕立に後押しされるように1日が過ぎ長野市内へ

善光寺の前に真田の旅で欠かせない「松代」へ

松代 海津城址

復元された門で早速「4猪目」


裏手の門から・・・

海津城 城門

奥に見えるのは!


鉄砲の・・・

石垣をみて思うのは・・・どんなお城が建っていたのだろう?

松代 海津城の石垣

少し角度を変えて見ることで、何となく威容が想像できるのでございます。

海津城の威容を想像する芳雲

海津城の周辺には、真田家にまつわる居館などが幾つも残されており、

真田 釘隠し

こうした建物に入りますと「釘隠しの金具」

真田 宝袋型 釘隠し

床の間の全体の雰囲気や

床の間

さらに目が行くのは、こうした取っ手の金具など、

金具の取っ手 真田 雁と浪

真田家の家紋に「結び雁金」があるので、彫られている鳥は「雁」かな?

浪と鳥 波と雁?の引手金具

天井には花鳥紋、

松代 真田屋敷 天井の花鳥紋

これは当時のままのよう、ならばアップで保存!これを群青色っていうのかな。

松代 真田屋敷 群青色 天井の花鳥紋

そして、現代とは思えない庭園の素晴らしさ!

真田屋敷の庭園

と、思いきや・・・

松代 真田庭園の軒下

外国の方ばかり><

真田屋敷の欄間
引手の金具
床の間
床の間の引手金具

細かい部分まで、さすがお殿様だなぁ、素晴らしいなぁ、今、こんな作りをしたら大変なことになるのかなぁ、、、

ただでさえ広い作りですが、さらに奥行きを感じられる工夫、

逆に、
庭の方からみると、あちら側に見える風景が額に飾った絵の様に、

こうした工夫を発見した時が、なんだかワクワクするのです。

松代藩十万石領主の記念写真

 

真田文武学校 剣術道場の梁真田文武学校 剣術道場

国家老「恩田木工」の像、

国家老「恩田木工」の像

池波先生の「真田騒動」副題にもなっている名家老、

ん?
あまり見かけない家紋、帰ったら調べよう。

恩田木工 家紋

そして、長野市内へ戻り善光寺へ

善光寺山門

やはり目が行くのは木札のお仲間「千社札」。

善光寺の山門 千社札

通り雨がきましたが門の上に登り雨をやりすごした時、梁の画像が何とも幻想的に

善光寺山門 梁

重要文化財の経蔵で「輪蔵」を回し功徳を頂戴し、またまた、本堂前では「お数珠頂戴」のタイミングにあたり御上人様に頭を撫でて頂けました。

善光寺参道

少し駆け足でしたが、信州長野、芳雲目線の旅はいかがでしたでしょうか?

「木札の作り手はどんな人?」って方に、仕事とは別な普段の一面を知っていただければ幸いです。

 

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