父と二人旅、僕の目線シリーズ →その壱
2日目は、少し移動して・・ココどこ?
父は金型彫刻の3代目、今も現役で金型を彫刻しています。
以前から、母とはよくこちらへ出向いて、お寺や博物館などを見ていたようですが、今回は息子との二人旅、、
最近は、仏像を彫刻するのが楽しいようです。
少し前ですが・・象嵌木札用の金型を作ってくれました。
龍は、当初より商品になっておりますので
比較のために並べました。
干支の守り本尊、千手観音、虚空蔵菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩、勢至菩薩、大日如来、不動明王、阿弥陀如来、と 毘沙門天(多聞天)。
龍に見比べて、さらにこの細かさの仏像と言う訳です。
前置きはこの辺にして・・・
僕は、仏像なども興味がありますが
こうした、金具や木の杢目に目が行きます。
父は、この中が好き↓↓
僕は・・・
この五重の塔の形いいな~、特にこの角度から!
前にせり出しているようにも見えるし
奥行きも感じるな~、細かさと大胆さの対比なのか・・・
木って味があってやっぱりいいな~
金具の形、配置も絶妙だな~ とか
圧倒的な、木の存在感を感じつつ・・
所々の梁や壁の装飾や造形美、
すっと目に溶け込む絶妙なバランス・・
趣があっていいな~ パチリ
素通りしてしまうような所に・・・
目が行ってしまい、パチリ。
急すぎる階段と広目天のアンバランスがいいな~ とか
この扉の木と金具の全体のバランス、
左右対称の妙とか・・・
金具の一部にハート型?の切り込み(すかし)!?とか
この欄間をとおすと、
中からどんな光の見え方になるのかなぁ?
今まで見た中で一番渋い消火器のケース(笑)
父は、こうした部分には全く興味がないようで、少し退屈そうでした(笑)
とにかく仏像をじっくりみて、その雰囲気を感じるのが好きなようです。
せっかく作ってくれた冒頭に紹介した金型、早く製品にしたいですね~
木札に仏像の金具を埋め込んだのって、見たことも聴いた事もないですから。
これで、二日目は終わりましたが、
どこの?どこと?どこと?回ったかわかります!?よね?
次は、三日目の最終日になります。もう少しお付き合いくださいね。
◇芳雲のプライベート
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