水の鼻・・・原宿・・・
台東区には原宿何てなかったけど・・・
原っぱの中にあった宿場町ってこと???
半年ぶりの旧町名シリーズ。終わってません!
普通の更新もなかなかできず、完全に忘れ去られてしまう前に更新です。
さて、「水の鼻」・・・何て読みましょうか?
みずのはな みずのき みずのさき
地元、台東区は旧町名の宝庫であり、時代小説にも出てくる昔からの町名、時と共に無くなってしまった町名もありますが、学校や公園の名前や
通りや橋の名前として名残りで残る町名もあります。
下町で盛んなお祭りも、旧町名で催行している町会が多く、風情がある良い町名だと思う事たびたび。
昭和30年代後半の住所表記改変により、かなりの町名がなくなってしまいましたが、ご依頼を頂戴するお木様(木札)は、旧町名が多く、
それだけ、現代の地名だけでなく古くからの呼称も含めて、地名に対しての思い入れがとても強い事を感じる訳です。
今は、パンダ公園とか呼ばれてるのかな・・・
これだけ情報処理能力が進んだ現代なら、旧町名復活も夢ではないのかと思い、まずは地元を知ろうと思って見付けたのが、街中にひっそりと建てられていたコレ、公園内で見つけました。
今でもこの町名は残っていますが、町名の由来をみてビックリ!
いつもの通り書き写してみたいと思います。
***旧町名由来案内「旧 三ノ輪町」***
三ノ輪という地名は古く、江戸時代以前からあった。この地は、億東京湾に突き出た台地の先端部であることから水の鼻(みずのはな)といわれ、これがいつしか三ノ輪になったといわれる。
延享二年(1745)、隅田川の宿場として形成した三ノ輪村原宿が原宿町として独立した。そして明治三年に下谷原宿町となり、同二十四年、下谷原宿町と三ノ輪村が合併して、旧三ノ輪町が誕生した。
昭和初年まで、今は無い音無川にかかる三ノ輪橋があった。慶応四年に水戸へ去る徳川慶喜は、この橋のたもとで山岡鉄舟らの見送りを受けた。今でも都電の停留所(荒川区)に、その名が残っている。
*******下町まちしるべ*******
水の鼻から三ノ輪 みずのはな~みのわ。
三ノ輪もいいですが、下谷原宿なんて入れたら通っぽい感じがするのは私だけでしょうか。
都電の駅名として残っているのは有名ですが、川が流れていたとは想像もつかない現在の周辺。
久しぶりの更新でしたが、まだまだこのシリーズは続きます。
54番目の紹介は台東区の北端「三ノ輪町」の紹介でした。
台東区は、旧町名の宝庫的な地域であります。浅草・上野界隈など台東区周辺を散策する時のお役に立てば幸いです⇒旧町名案内 町名一覧
◇復活願!旧町名のこと
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