一昨日、移転が完了した本ブログの他に、メルマガも年2、3回のゆったりペースで配信しております。
そのメルマガでは毎号「お題」と称し、木札や木札周辺の色々を語っております。かなり、しっかりと情報を記しているのでブログ版に編集してリライトすることも!
今日の一話は昨年メルマガに記した「お題」、一世風靡した鬼滅の刃が旧町名とどことなく繋がっていると感じたので、そのことを記したいと思います。
旧町名で漢字を覚え育った下町っこ
ん?
旧町名と鬼滅の刃?
なに繋がり???
ですよね!
さて・・・中止が相次ぐ大好きなお祭りですが、
我が町周辺や下町の神社祭礼は、町会単位で運営されております。
この町会の区割りは現在の住所表記とは別にされていることが多く、
昭和の大改編(S33~34頃)以前の旧町会名での運営がほとんどです。
鳥越神社の氏子町会ですと、阿部川町、七軒町、永住町、柳北町会、
神田神社ですと神田五軒町、神田鍛冶町、日本橋蛎殻町、日本橋兜町、
浅草周辺では、猿若町、象潟町、芝崎町、光月町など現町名にはありませんが、
風情のある町名が沢山あったのでございます。
現在、神田や日本橋地域では町名論争を経て、多くの歴史ある町名が今も顕在であります。
しかし我が鳥越のある台東区周辺では、上野と東上野、浅草橋は1~5丁目、元浅草1~4丁目、浅草はなんと1丁目~7丁目!
いったい1丁目がどこで? 7丁目って?
西浅草3丁目とか浅草6丁目って言われてもピンとこない。
町域が広すぎてどこだか説明がつきにくいのです><
しかしですね!
お祭りの町会名ですと「芝崎町(現:西浅草3丁目)」は浅草ビューホテルの近くね!とか、
「猿若町(現:浅草6丁目)」観音裏の少し川沿いに近い所ね!と、立ちどころに場所が特定できるのです。
「猿若」は読めるとしても「象潟」って読めますか?
浅草の子供達は、かなりの確率で読めるのではないでしょうか。
昔の子供たちは、こうして『漢字と触れ合い自然と覚え』たそうです。
今では、こうして難しい漢字とか読みにくい漢字とか、
直ぐに調べられるのかもしれませんが、なかなか身近に触れる機会が少なくなった気がいたします。
鬼滅の刃で覚えた漢字
そして昨年、大ブレークした「鬼滅の刃」の登場人物。
竈門炭治郎、禰豆子、鬼舞辻無惨、我妻善逸、嘴平伊之助、
竈って字、書けないしーーー
がしかし、お子さんが、この神社に遭遇したら「しおがま」って読めるかも。
禰豆子の禰は神社の禰宜さんと同じ字!?
善逸君は、何となく書けそうだけど嘴平ってそもそも読めないし~~~
こうして漢字を覚えるきっかけになったりするのかな~と思ったのでございます。
きっかけは、どうあれ自分の知らないものや事に出会って探求心が湧くのっていいな~
私も、お祭り好き→町名と町会名なんで違うの?から、
旧町名からやがて郷土史に興味を持つようになった。
漫画を手に取らなくても継承できたもの
漫画は手に取らないと見られませんが、
旧町名なら生活の中で自然と漢字を覚えられたんだよな~
いやいや!!!
鬼滅の刃の漫画を手に取らずに伝わったものがありました!
なーんだ?
市松模様をはじめとする麻の葉文様などの和柄。
「家の子供も今まで見向きもしなかったけど、マスクは和柄が欲しいって!」
嬉しいですね~~~
これからも日本の歴史や文化が一層大切にされること信じ、
歴史文化遺産でもある旧町名が復活してくれないかなぁと
鬼滅の刃を見て思ったのでございます。
旧町名と鬼滅の刃の繋がりどうでしたか?
◇復活願!旧町名のこと
の記事