郷土のことや郷土史は、地元の方や所縁のある方には、興味深いのだという思いが増々強くなるばかり。
ちょっと気になって調べ始めると色々な事に繋がる楽しさがあります。今日は、先の地元台東区に続き2回目の挑戦はこのシルエットの区!
地元の方には一目でわかる見覚えのある形!!!と、いっても実際に住んでいる方は少なさそうですが、皇居を代表して、東京駅、処々官邸など有名な施設はたくさんある「千代田区」をGPS一筆書きランをしてまいりました。
フダヤドットコムから一番近い区境はスーパーLIFE(和泉町店)の角、三井記念病院の通りでございます。
いざ出発!!!
江戸の町は掘割が見事な水郷の町で合ったと聞きます。
今でも暗渠(あんきょ:地中にある川)としてその水脈の名残が各所に残っていますが、この区境ランをしていると流れが見えない堀川を探索している、、、ブラタモリ的な感覚に陥ります。
そこで次の画像で問題!!!区境は右に曲がります。
手前の十字路か画像の奥に見える十字路どちらを右でしょうか?
1.手前の白十字交差点
2.奥の白十字交差点
3.どちらでもない
正解は!
3番、茶色い建物の間!
こんな区境を進んでいくのであります。
この路地を入って直ぐ区境は左に曲がるのですが、こんな風に公園を横切るのは当たり前なのですが!
ここで、下町の区境をめぐる際に「ある何か!」を感じる痕跡が多々残っていることに気づきます。
この階段から真っ直ぐ向こうに区境が走っており、そのまま路地へと向かっていくのですが!?
皆さん、気付きました?
橋の痕跡、その下の筋から真っ直ぐに伸びる路地!
停車中の車に少し遮られていますが、水脈があったことが容易に伺えます。だからこそ、この上には建物は建ちませんし路地として道筋を残している。
暗渠。地中の中に埋まってしまった河川や水路。
どうやら、区境は江戸の掘割がかなり基準となっているらしいことに気づきます。
大きな通り(昭和通り)にぶつかりましたが、通りの向こうに真っ直ぐに細い道が続いていることがわかります。
さすがに飛び越える訳にはいきませんので、左右どちらか近い信号まで行き、再び区境の路地へ戻ります。
いったい、どの辺まで続いてるのかな?次はどんな広い所にでるのかな?
ここかぁ!
先日散歩で違う方向からきて見つけた橋の遺構ですが、この暗渠の出口の橋だったのかぁ!
こんな風に普段よく通っているところと急に繋がる楽しさなんかもあったりするのです。
「龍閑橋(りゅうかんばし)」日本最古の鉄筋コンクリートの橋。井上龍閑という幕府坊主?が住んでいたことによる銘々とある。
そして今通ってきた暗渠の川が「龍閑川」という名称であったことを知るのでした。
さて、ここから南下しますと・・・程なく、この真ん前を通る訳でございまして、
東京駅の駅舎は千代田区で、八重洲口を出て大きな通りの手前辺りまででしょうか。
地図上では、大通りは中央区と思われます。
このまま有楽町まで真っ直ぐ進みますが、やがて右側が首都高速のようで首都高速ではない「東京高速」の横を進みます。
この商業施設インズの下も暗渠のお堀川で、したがって以前は住所がなかった話も聞き及びます。
そして有楽町の駅の辺りで緩やかに右手にカーブし、数寄屋橋の方向へ。
そう良く聴く「数寄屋橋交差点」、現在からは全く想像もつきませんが・・・マリオンから晴海通りを反対側に渡りますと
橋の跡のような遺構や空き地を見かけたりする訳で、ここには建物を建てられない理由!
すなわち何らかの水脈が関わっていることが想像できるのであります。
区境=暗渠の水脈辿りの様相をしてまいりましたが、この先はコリドー街の道へと進んでまいります。
コリドー街の新橋に近い交差点に忽然と現れる「新幸橋(しんさわわいばし)」の石碑。
数寄屋橋から堀川が続いていたのですね。
そしてコリドー街の新橋側の入り口に首都高速「土橋」の入り口がありますが、
恐らく、ここの地形って何だか変わっていると思っていた方も多いと思いますが、堀川の屈折点であることが分かりました。入口の名も「土橋」水に関わる名称です。
ここから西側(進行方向右へ)に千代田区境は曲がっていきます!と、気付いたら、もう「虎ノ門」の交差点。
金毘羅さんの横を通りまして~、、、ん!?
金毘羅宮は港区で、右側のビルが千代田区だぁ~、、、
この虎ノ門周辺も高いビルが建ってはいるけど、道が微妙に真っ直ぐじゃない。暗渠の堀川の影響だと今更ながらに思うのでございます。
と、同時に区境は大きな通りの一本裏の道の事が多い。それは、堀川が区境であり、その堀川に副って道が整備されたことが想像できるのでございます。
かと思えば!!!
気が付けば首相官邸の前、これも裏道からの進出でおざる(笑)。
このお参りがよかったのでしょうか・・・お上からの有難いご支援を頂戴することができました。
続いて日枝山王神社の大鳥居。
この区境ランをしていて虎ノ門、溜池山王、赤坂見附周辺は、道が広すぎて思うように反対側に行けない。
区境の一筆書きを大きく変えなければならない事態にならないか・・・
と、思ったらきたーーーーっ!赤坂見附ぇ~
向こう側いけないじゃん!!!
さて、ウロウロ、ウロウロ、こっちの信号?
あっちに通じてるの?
マップを拡大して確認!
なんか行けそうな通路?
は、歩道橋でしたが、ついで次の画像の位置を小さく丸しときますね~!!!
ダメな所に侵入する訳でもないのですが、普通の人が通っていいところは通らせて頂きます。
ご覧の様に、東京ガーデンテラス紀尾井町さんも、一般の僕らも通れますので、ワッセ、ワッセ!
GPSによると区境は真っ直ぐいっているようですが、先に道が続いているのか不透明。
弁慶堀に沿って先に進めるのか?何か道はありそうだけど・・・
迂回して信号から向かい側まで行ってみたところ、獣道みたいな道を確認できましたが張り紙がございました。
以前は開放しておりましたが、倒木が発生し現在閉鎖をしております。〔株式会社ニューオータニ〕
って、そうか~!ホテルニューオータニの真裏だね!と区境際の道を断念。
この区境ランでは出来る限り『探索区側の区境に近い外側』を通りたいので、行けそうな所は行ってダメなら戻りを繰り返します。
何より丁寧にGPSの区境輪郭を作りたいのです!!!
と、時には鉄ちゃんさんも喜びそうな!?ワンシーンに出会うのであります!
嗚呼、、、素晴らすぃ~御江戸。
後は目にみえる中央総武線のお堀沿いに沿って帰るだけ!
ゴールもイメージできる所までもどって・・・あっ、駿河台の坂、登って下って?
1回だよね坂?アップダウン?寄り道しつつもう15K越えました!
スタート地点まで、直線
的に戻れば1キロ程度まで戻ってきたはずだだけど折り返し?
なんだか複雑な折り返しだぁ~
神田神社、神田明神下の交差点ですが区境は大きい道を登らず、丁度時赤い服着た自転車の人が写っている路地に入って行くらしい。
で、その先も複雑な区境になってるけど道はあるのかな?
って急階段!「明神女坂」って崖落ちる程やんかーーい!
ワッセ!ワッセ!えい、ほう!えい!ほう!
籠かきでも、飛脚でもありません。木札やです。。。
神田明神の参道を正面から出てすぐ右手に区境をおりかえしますと何と「旧中山道」なんて看板をみかけます。(画像、右端)
この駿河台、徳川家康が江戸に入った時はもっと大きかったと、この台地を削り日比谷の湾を埋め立てたのだと教科書で習った・・・
って、何でこんな都心に階段ばかりあるんかーーーい!!!
区境ラン、回り方が逆だった?
東京駅、銀座の繁華街を早い時間に通過するのか。
このつらい坂、階段を下るように回るのか・・・
ハイ!通れない区境、右と左の住所表記版の色が違う!
やばーーーーーっ!
充電切れちゃうよーーー!約2時間画面つけっぱなしのGPS作動しっぱなし!!!
はい、前回から気にはなっていましたが学習能力までは至りませんでした。何とかゴールまで一筆書きできましたが速度の色表示をご覧ください!
色が赤くなるスピードアップ。18K以降、一筆書きが消えちゃうと思ってダッシュ!
神田の階段群もダッシュでした。。。
そんな訳でゴールした瞬間に充電が切れてしまい、PeyPeyで買おうと思った水分補給もできず我が家に戻り一瞬の充電でパチリ。
出発してからの時間も長かったせいか家人からの電話も・・・「ツーツーツー、電波の届かない所にあるか電源が入っていないため・・・」
行き倒れになったのか心配され玄関でお出迎え~(笑)
なんでか中央区を走るつもりが千代田区を先に区境=くきょうを走り倒した結果、タモリさんの気持ちが存分に理解できるランにもなりました。約19キロ。
◇鳥越・浅草周辺散策
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